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【沖縄本島】沖縄離島 ~王朝の名残島へ~

今回は、シリーズ・奇跡の島の沖縄編から、古き良き琉球王朝の名残が残る沖縄離島をおくる。
沖縄本島から西へ行くと、東シナ海には数々の離島が浮かんでいる。訪れる人も少なく、古き良き琉球の名残を、島のあちこちに宿している。王朝時代、中国か らやってくる船の寄港地だった久米島。そして、久米島の東にぽつりと浮かぶ孤島・粟国島。静けさに包まれた島には、今も中国との交易時代を昨日のことのよ うに語る人々が暮らしている。
久米島に残る王朝時代の城跡、具志川城跡。かつては中国大陸を正面に見据えるかのように立つ海の上の城であった。城主で久米島の統治を一任されていた上江 州家の屋敷は、現存する沖縄最古の木造建築である。この由緒ある家屋を上江州家の子孫の案内で訪ね、島の歴史をひも解いていく。また、この島は中国との交 易基地であった関係で、日本の紬の発祥地でもあり、その製作現場を訪れる。
そして、映画「ナビィの恋」の舞台として、その名を知られるようになった粟国島。島で取れる塩は、日本全国で最高とされる逸品である。塩作りの名人を訪 ね、実際の製造工程を追い、粟国の塩作りにかける誇りを聞く。また、雨水が頼りだった時代に家の財産であった水瓶(トゥージ)から、かつての島の暮らしと 知恵をたどっていく。