40年以上もクルマ社会を追い続けてくると、その変化の激しさを思い知らされることも少なくない。
かつてフェラーリ本社で社長のインタビューを予定していたとき、当日の朝になって“社長交代劇”を知らされ、それがお流れになってしまったことさえあった。
それは例外としても、今回の1987年北イタリア・パート2でごらんいただくランボルギーニ工場は、当時、紆余曲折の後の“クライスラー支配”の時代なのであった。
その後も同社はいったんインドネシアの企業に買収されたあと、1998年に至ってついに“安住の地”VW(アウディグループ)の一員となるのだ。
それだけ価値のあるものは不死鳥のように生き続けるということなのである。
登場車種:Lancia Delta S4