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ストーリー
【2013年2月20日放送】 #1367
革新的小型自転車の生みの親 故 モールトン博士の思い出
タイヤ径の小さな「モールトン自転車」の生みの親として世界中に名を轟かせたアレックス・モールトン博士が昨年12月、92歳でその生涯を閉じた。1950年代にはイギリス車「オースチン・ミニ」用に独自のサスペンションを開発し、60年代からは高品質・高性能の自転車で多くのファンを惹きつけてきた。近年は来日することはなかったが、その理由が「飛行機に乗っている時間がもったいないから」と聞いて、なるほどと思った。晩年まで、博士の頭はクルマのサスペンションと自転車の次なる進化のアイディアで一杯だったに違いない。今回は18年前のイギリス現地取材の記録をご覧頂きながら、在りし日の博士を偲ぶ。