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ストーリー

10/2(火)の放送
BMW M3とポルシェGT3

噂は本当だった!

BMW M3のエンジンが、本当にV8になったのだ。4リッターで420馬力。これはもうスーパーカーの世界である。今年のフランクフルトにデビューしたばかりのM3が、すでに日本上陸を果たして、カーグラフィック10月号の表紙を飾っている。そして、ポルシェは、かつてのカレラRSの流れをくみ、水冷エンジンに進化した911GT3を、早くも3代目に発展させた。415馬力のパワーで、軽いボディをとてつもなく早く走らせるレーシングカーのようなポルシェなのでる。

BMW M3 Coupe

初代M3の誕生から20年以上を経たこの4代目は、早くからV8エンジンの搭載の噂が絶えなかったが、それは正しかった。これまでの直列6気筒があれほど素晴らしかったのに、BMWは敢えてまったく新しいV8を、このクルマのために用意したのだ。それは、高回転によるハイパワーと低中速での力強さを新次元で両立させたものなのだ。当初は6段マニュアルだけだが、いずれ、人気のセミオートマも用意されるだろう。

PORSCHE 911 GT3

911の長い歴史におけるGT3の存在はまだ8年にすぎないが、空冷時代のカレラRSを含めれば、それはもう34年にも及ぶ。カレラRS及びGT3とは、911ターボと共に、ポルシェの最高性能モデルの地位を二分しつつ、しかし性格はまったく異にする、純度の高いスポーツモデル。カタチは911でも、中身はまさに「乗り手を選ぶ」手強い高性能モデルなのである。現行のGT3、ドライサンプのフラットシックスはまたしても格段にパワーアップ。なんと、リッター115馬力以上にもなってしまった。