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ストーリー

8/7(火)の放送
クラインバーゲン・ミーティング パート2

小さなクルマの大パレード

今回は、戦後のとっても小さな車たちの後編。このクラインバーゲンミーティング。参加資格は戦後72年までに生産された三輪車を含む、小型車と二輪車。ミュージアム創立20周年記念の今年は各国から約300台が集結。シェテーリーの一角、ボッケムはその眺めをすっかり変えることになった。延べ4日間にわたるイベントの2日目は、およそ50キロのパレード・ラン。郷土資料館でのランチタイムもある。いよいよパレードが始まった(左の写真)。150台ものマイクロカーたちが次々と出発していく。

ゴッゴモビル

BMWイセッタを凌ぐベストセラーとなったのが、このゴッゴモビル(Goggomobil)。55年から69年にかけて、実に26万台が作られたという。バイクの名車アドラーの流れをくむエンジンは、空冷2ストローク2気筒。250CCの他、300と400も用意された。400CC版では20馬力を発生する。こちらは今回8台がやってきた、ゴッゴモビル・クーペ(左の写真:Goggomobil Coupe)。小粒ながらなかなかスタイリッシュ。イタリア車のムードさえするのに、なぜか室内はアメリカ風。

ドライビングテスト

3日目の土曜日にはミニラリーがスタート。行程は約60キロ。クイズとドライビングテストによって優劣を決する、列記とした競技である。そしてドライビングテスト。まずは、停止線に対し、いかにフロントタイヤを近づけて停めるかというテスト(左の写真)。もう一つは、路肩に対して、後輪をぴったり1mに寄せるというものである。そしてラリー終了。優勝者は、60年型BMWイセッタのヨッヘン・ジーレマンさんであった。