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ストーリー

6/12(火)の放送
ボルボ850現地取材

VOLVO 850 TURBO ESTATE

不思議なことに、雪国・北欧のボルボというメーカーは、1927年の創業以来ずっと、後輪駆動のクルマだけを作り続けてきた。フロントドライブのサーブとは正反対だった。そんなボルボが、フロントドライブに手を染めたのは16年前、ルノーとの提携が実った1991年のこと。これは、そのときの非常に興味深い現地取材の記録である。当時、新しい波とも言われた、850のステーションワゴンがこのターボ・エステート(左写真)。がっちりとしたボディがスポーティなつくり。全長はセダンより5センチだけ長い。

VOLVO850 TURBO

エステーととともに当時の話題作、850ターボ。850セダンのホットモデルである。エステリアはヘッドラインが4灯式となり、フロントフェンダーやドアに幅広のトリムモールが備えられている。リアスポイラーがターボモデルであることを主張する。フロントにマグファーソンストラットがあり、ボルボ独自のベルタリンクサスペンションが備えられ、側面衝突でも高い安全性が保たれている。インテリアにはウッドパネルが採用され、高級感を演出している。

VOLVO 850 GLT ESTATE

850エステートのノン・ターボ・モデルである。ターボ・モデルとの概観上の違いは、ルーフ後方のスポイラーがないことくらいだ。すっきりとしたラインはなかなか魅力的である。ターボよりボディが2ミリ大きい2.5リットル、5気筒ツインカム、20バルブユニットは最高出力170馬力、トルク22.4キロを発生。スポーツ、エコノミー、ウインターと3つのモードに切り替えられる4段オートマチックと組み合わされる。