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ストーリー

10/9(火)の放送
BMW 2代目M3/M1/M5

BMW M3(1992)

ノーマルのBMWとは明らかに異なるサウンドとパワー。Mの称号を与えられた特別なBMWたちは、80年代はじめのM1からずっと憧れの存在だった。そんなBMW・Mシリーズの末弟M3が2007年、伝統の直列6気筒エンジンに別れを告げ、新開発4リッターV8エンジンを積んだ。しかし、それまでの4気筒に代えて6気筒エンジンが与えられたのは、92年秋のこと。当時の衝撃も、これまた相当のものだった。

BMW M1(1981)

1978年にデビューしたBMW初のミドシップ・エンジンである。当時のグループ4およびグループ5のレース出場を目標に開発されたM1は、3.5リッターツインカムのV6を縦置きし、277馬力を出力。1981年に生産が中止され、M5に引き継がれたが、ついに、2008年、新型のM1クーペが発売されるという。エンジンはZ4Mと同じで、343馬力を出力。速度100キロを出すのに5.2秒。最高速度は280キロを出すらしい。

BMW M5(1992)

2007年のM5は、V型10気筒エンジンを積み、373馬力とトルク53キロを発生。アルミニウム合金製サスペンションに、わずかなトラクションが大きな差を生み出す感度の高いバリアブル M ディファレンシャル・ロックが搭載されている。1981年に一旦生産を中止したM1以来、主力のストレート6は、1992年、3.8リッターまで拡大され、M5に積まれ、当時でも340馬力と4.8キロを発生し、現在への伏線となっている。