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ストーリー

9/25(火)の放送
パワーとトルク

エンジン

かつての1000馬力とも言われたF1も、50馬力あるいはそれ以下という小型車も、クルマはエンジンやモーターの動力で走る。その力の大きさを表す尺度が馬力すなわちパワーであり、またトルクである訳だが、そのパワーとトルクって、一体、何か。パワーはトルクに比例すると言い、エンジンの回転の速さにも比例するとも言う。では、我々が体で感じるのは、パワーすなわち馬力なのか、それともトルクの方なのか。

回転数メーター

さて今回、東海大学の林義正教授。高性能エンジン設計の実践的な理論とノウハウの講座を続けている。かつてデイトナ24時間で初の日の丸をあげたニッサン車の、V8エンジンの設計者でもある。そして、世界のハイブリッド技術をリードするトヨタから、ハイブリッド制御開発室の山中章弘さん。そして、エンジン屋の称号を持つホンダからはF1とカートのレーシングエンジンの開発に加えて、市販車のVテックやULEVも手がけた小川徹さんにお越しいただいた。

エンジン性能曲線

クルマの走りっぷり、力強さというものが、車体の重さに対するエンジンの性能の良し悪しで決まる。だから我々は、パワー・ウェイトレシオと言って、1馬力あたりの車重を見比べて、動力性能を予測する。エンジン性能曲線のうちのトルクカーブの方を見て、力強さを想像する人もいるだろう。でも、本当のところはパワーとトルクとは、どう違うのだろう?また、レスポンスの良し悪しともというが、そのレスポンスの正体とは?