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7/2(日)の放送
大石 佳能子(メディヴァ社長)
医療行政の改革が叫ばれて久しい現在、そんな現実を打開すべく今の医療現場を変えたいと病院の運営・開業支援のコンサルト会社を起業し医療サービスのあるべき姿を目指すのが大石佳能子社長だ。
36歳の出産時、病院で感じた異和感を企業の源としあくまで患者の視点に立ちながらより良い医療を受けたいという患者の思いと、それを提供したいという医師の思いを実現させ経営的にも成功させるのを使命としている。目下の課題は“自宅で最期を迎えたい”との患者のニーズに答える在宅医療サービスの提供。明日の医療現場を目指してバイクで支援先を駆け巡るエネルギッシュな大石さんの戦略に迫ります。
7/9(日)の放送
宮原 耕治(日本郵船社長)
空前の好況が続く海運業界。なかでも120年を超える伝統を持つ日本郵船は、現在新規造船を続け、世界の海運をリードするグローバルカンパニーとしての地位を確立しています。四方を海に囲まれた海洋国・日本の名門企業を率い、攻めの姿勢を見せ続けている宮原耕治社長。今では、好況の波に乗っているものの、過去には数々の危機があった日本郵船。それを乗り越えてきた経験を生かし、いずれやってくる不況を見据えた上で、宮原さんは数々の戦略を打ち出しています。海運業界の名門から、世界の総合物流を引っ張るリーディングカンパニーへの転換を目指し、走り続けている宮原さんの、戦略と経営理念に迫ります。
7/16(日)の放送
稲本 正(オークヴィレッジ代表)
テーブル、いす、タンス、そして子供の遊具など―。「お椀から建物まで」をモットーに、木の優しさあふれる様々な家具を作り続ける木工のプロ集団・オークヴィレッジ。率いる稲本正さんは、30年以上にわたって飛騨高山の工房を拠点とし、生み出す木工製品を通して「人間と自然の共生」を目指し活動してきた。また、家具づくりだけにとどまらず、同時に植樹も実行し、地球環境の再生をも視野に入れている。1975年に友人5人とその家族で立ち上げた小さな木工工房オークヴィレッジは、今や社員80名、年商10億円までに成長。世界一と呼ばれる日本の木工技術を継承し、そこから生まれる家具と自然に対する考え方には、国内外を問わず様々な人々や企業に注目されている。自身も木工職人であり続ける代表・稲本正さんの家具づくりにかける情熱、自然に対する愛情に迫る。
7/23(日)の放送
松場 登美(群言堂デザイナー)
島根県の山間で昔ながらの風情を残す小さな集落、大田市大森町。過疎化が進んだこの山里で生活し、ここから「田舎暮らし」そのものをモチーフに自らデザインした服飾ブランドを発信し続けているのが、「群言堂」デザイナー、松場登美さんだ。極貧の生活をカントリー風雑貨を作って支えたが、その田舎の魅力が次第に人々の目を引き、さらに田舎暮らしをテーマにした和風服飾ブランド「群言堂」を立ち上げ、年商10億円を上げるほどに、成長した。かつての田舎暮らしを今、愉しむことが感性を磨き、その気分を商品に取り込む事が大切だと語る松場さんは230年前に建てられた武家屋敷を改築しながら薪で米を炊き、蝋燭の灯りの下、仲間や住民と語らうという暮らしを実践している。小さな山里に根を張って田舎暮らしそのものを商品にし、発信する松場登美さんの情熱に迫る。
7/30(日)の放送
蓑 豊(金沢21世紀美術館館長)
2004年10月、石川県金沢市の中心部にオープンした「金沢21世紀美術館」。開館後1年間の来館者数は158万人と、地方都市の美術館としては記録的な数字をマークしたこの美術館の初代館長を務めているのが、蓑豊(みの ゆたか)さん。円形の建物の外周はすべてガラス張りという、未来感覚あふれる建物は、妹島和世と西沢立衛の設計によるもの。魅力的な建物とともに、展示されているのは、1980年以降に制作された現代美術の数々。蓑さんは、現代美術の楽しさを、子供たちと地域の人々に伝えるべく手腕をふるっています。蓑さんは、20年以上にわたって、アメリカやカナダの美術館で東洋美術部長を歴任。その確かな鑑賞眼と、本場仕込みの運営手法が買われ、日本の新しい美術館作りにまい進しています。
8/6(日)の放送
日高 正博(フジロックフェスティバル 総合プロデューサー)
今や夏の定番となった野外ロックフェスティバルの草分けであるフジロックフェスティバル。今年も新潟県・苗場スキー場で開催。3日間で200組以上のバンドが出演し、延べ13万人の観客がこの地を訪れるという。今年10回目を迎えたフジロックフェスティバルの総合プロデュースを務めるのが日高正博さんだ。学校嫌いにホームレス生活、度重なる転職と放浪の日々。アーティストを招聘する仕事を始めてからもやりたくないことはやらないという姿勢を貫き通し、ロックフェスティバルはビジネスだけではないと豪語する。音楽を超えて、アーティストと観客とをつなぐ交流の場となるロックフェスティバルを結実させる日高さんの熱き情熱に迫る。
8/20(日)の放送
海野 一幸(ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブ社長)
3年連続サッカーJ2で最下位。ホームである小瀬スポーツ公園陸上競技場の1ゲーム平均入場者数は2000人以下。債務超過も1億2000万円。それが5年前のヴァンフォーレ甲府だ。そのチームを就任1年で入場者数、サポーター会員数、広告収入を倍にし、今季はJ1昇格にまで押し上げた一人の男がいる。
ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブ社長海野一幸さん。Jリーグの理念でもある地域密着を実践し、選手と市民の 交流に力を入れる。アルビレックス新潟との「平成川中島決戦」も人を呼んだ。地元紙の記者や広告会社時代の人脈を 使い、瀕死のチームを救った「前へ前へのフォワード経営」の秘密に迫ります。
8/27(日)の放送
山本 宇一(空間プロデューサー)
1997年オープンの駒沢「バワリーキッチン」、2000年オープンの表参道「ロータス」。今、全国に広がるカフェブームを牽引するこれらのお店を手がけ、仕事場、家に次ぐ第3の居場所を生み出したのが山本宇一さん。
お店の多くが深夜まで営業し、食事もお酒も楽しめ、デザートまで出てくる。居心地の良さにリピーターが増え、そこから日本になかった新たな文化が根付いていったのです。
哲学は「お客さんが楽しく、笑顔で過ごしてくれて初めてお店は完成する」ということ。自分が欲しくて、街にないものを作り続けたいという山本さんの魅力に迫ります。