| 30年以上にわたって数多くのヒット商品のデザインを手がけてきた川崎和男さんは工業デザイナーの大御所的存在。人呼んで「デザイン界の喧嘩師」。オーディオ、メガネ、TV、車イスなどなど彼がデザインを加えると、見慣れた商品の形はなぜか「かっこ良く」なる。そして「使いやすく」なる。28歳の時、交通事故で下半身の自由を奪われた彼はそのハンディキャップをものともせず、ユーザーのためにデザイン性に優れた商品を生み出し続けてきた。そんな川崎さんの情熱に迫る。 |
| 「営業は足で稼げ」「何回でも通って根性で売りまくれ」そうした「ニッポンの営業」に異を唱えた中国人起業家がいる。それがソフトブレーンの宋会長だ。1985年に北海道大学に留学し、工学博士を取得した宋会長は、自らが開発を手がけた企業の営業活動の効率化を計るソフトウェアーで、一躍その名を轟かせた。今や、このソフトは東芝やソニー、アサヒビール、富士通など、大手メーカーが導入し、その数は1500社にも昇った。去年の6月には堂々の東証一部上場を果たす。講演活動や著作も数多く、その積極的な発言は、経営者や起業家のみならず数多くの人を惹きつけている。文化大革命や天安門事件という時代の荒波を乗り越え、日本での成功を導いた、宋会長の経営・人生哲学に迫る。 |
| 世界から絶賛されるアニメ界の監督・押井守とタッグを組む男。そして奇才・タランティーノと肩を並べる。この男の名前は石川光久、プロダクションIGの社長だ。たった数名で始めたアニメの制作会社が、今やスタッフ300名、資本金6億円の企業へと成長。2005年にはジャスダックに上場も果たす。下請けが主であった日本のアニメ界のビジネスを変えたともいわれている石川さん。その経営哲学に迫ります! |
| いつの時代も流行を作り出すのは20代の女性たち。そんな彼女たちの定番アイテムが、有名ブランドのバッグ。ヨーロッパのブランドが人気を博すなか、海外のセレブをキャラクターやデザイナーとして起用し、若い女性たちから絶大な支持を集めている日本発のブランド「サマンサタバサ」。その仕掛け人が、サマンサタバサジャパンリミテッド社長・寺田和正さん。女性向けのバッグとジュエリーのブランドを9つ持ち、現在全国に100店舗を構えるサマンサタバサジャパンリミテッド。女性たちのハートをつかみ、「かわいい!」を凝縮したブランドを展開する、寺田和正さんのブランド作りにかける想いに迫ります。 |
| アルバイトやパート、契約社員などいわゆる非正規労働者の待遇を改善するため活動している全国ユニオンの鴨桃代会長。格差社会が問題となってきている現在、非正規労働者の数は約1630万人と年々増加傾向にあります。それにともない雇用形態から起こる様々な差別と戦うため、「誰でも1人でも入れる労働組合」をという想いを実らせ全国ユニオンを結成。鴨さんは非正規労働者の現状を訴えるため日本全国をまわり講演活動を行ないます。自らの収入は省みず時間の許す限り非正規労働者と過ごしたいと想っている鴨さんの目標は「誰でもどこでも時給1200円以上」。格差社会是正のため戦いを挑む情熱に迫ります。 |
| 大分・由布院温泉。年間約400万人が訪れる人気の温泉地。ここに、この町に生まれ、この町を愛し、「由布院の顔」として生きる桑野和泉さん。彼女は由布院を代表する旅館「玉の湯」の3代目社長です。39歳という異例の若さで旅館の社長という立場になった桑野さんは、今までのおかみのイメージにはとらわれず、常にスーツ姿で旅館づくり、そして由布院のまちづくりに取り組んでいます。「玉の湯」という旅館を通して、由布院らしさを追求する桑野さんの美学に迫ります。 |
| 貧困で悩む発展途上国の人々をフェアトレードと呼ばれる手法で支援しているフェアトレードカンパニーのサフィア・ミニー社長。フェアトレードとは決して安い価格で製品を買い叩かず、生産者が暮らしていける適正価格で取引する貿易で、現在世界65カ国で行なわれています。そんな世界で初めてファッションを商品として取り入れ、現在「ピープルツリー」というブランドを展開。日本ではまだまだ浸透していないこのフェアトレードというモノを広めるため高品質の商品を作り販売することをはじめ、ファッションショーを開催するなど様々な努力をしています。深刻な南北問題にファッションという武器で立ち向かうサフィア・ミニーさんの情熱に迫ります。 |
| 木・竹・石などの自然素材を使って、新たな日本の美を建築に吹き込む男、建築家・隈研吾。1980年代、アメリカ帰りの国際派として、都心の最新建築を手がけ、一躍時代の寵児となってから20年。現在、隈研吾は都心のみならず、地方へ、そして世界に向けて地域の環境と優しく調和する自然体の建築を生み出し続けている。世界が待望する建築家・隈研吾の建築、その美学に迫る。 |