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ストーリー

ボルネオ・秘境の大冒険
2 驚きとの出会い

東南アジアに浮かぶ巨大な島、ボルネオ島。切り立った山々と、うっそうと茂る熱帯雨林に覆われ、驚くような珍しい生き物がたくさん住むこの島を、個性派ぞろいの研究者チームが探検する3回シリーズ。
第2回では、新メンバーとして、陽気な昆虫学者のジョージと、は虫類・両生類の専門家のタイロンが合流する。彼らの探索が、狭い空間や思わぬ隠れた場所にも、生き物たちの豊かな生態があることが明らかにし、美しい翅を持つトリバネアゲハや、滑空できるトビヤモリなど、小さな生き物たちの不思議な世界を見せてくれる。
また、ボルネオの熱帯雨林を破壊する原因となっているアブラヤシのプランテーションを訪れるタラや、オランウータンの撮影に挑むジャスティン、人里におりたニシキヘビと対決することになるスティーブンたちの取り組みからは、人間が暮らす領域が広がることによって、生き物たちが様々な影響を受けている実態が分かり、多くの問題を問いかけてくる。

探検隊に、昆虫学者のジョージと、は虫類・両生類を専門とするタイロンが合流する。さっそくジャングルに出かけた彼らは、細いワイヤーのような小型カメラで木の中を調べ、サソリなどを見つける。
ジョージは「外に見えているのはストーリーの一部分で、隠れている部分を探し求めることで、物事の本質を見ることができる」と語る。タイロンも川で色鮮やかなカエルを捕まえるため、手作りの網で大奮闘。前回、険しい山に登ったゴードンは降下作戦に挑戦。朽ちて中が空洞になった高さ30メートルの木の中に下りて、コウモリやヘビに出会う。タラは、熱帯雨林の破壊の原因でもあり、人々の生活の支えでもある、アブラヤシの農場を訪れ、産業と環境の両立の難しさを語る。ジャスティンはオランウータンの撮影に挑むが、農場の拡大は彼らを森の奥へと隠れさせ、発見は容易ではない。スティーブは人家の近くで大きなニシキヘビを発見。人のいない場所に放してやるため、一人で捕獲に挑む。キャンプにも毒ヘビやサソリが現れるなど、自然との接触は様々な事件を生むが、彼らは、生き物の種類を確認した後は、必ず安全な場所に放してやることを忘れない。