BBC地球伝説

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ストーリー

ワイルド・ネイチャー動物たちの生態に迫る!
4 ハンマーヘッド シュモクザメの謎に迫る!

シュモクザメの誕生から大人への成長の過程を検証しながら、最大の特徴であるハンマー形の頭の謎に迫る。また、海底火山の近くでシュモクザメが大群を形成する理由は何なのか? 地球の磁場とシュモクザメの磁気感知能力との因果関係を新たな視点から探る。

動物のなかでも多種多様な種が存在することで知られているサメ。その中でも、昔から最も不気味で不恰好とされ、恐怖の対象であったのが、ハンマーのような頭を持つハンマーヘッドことシュモクザメだ。いまだ謎多きサメである。
なぜ頭がハンマーの形をしているのか? どのように進化してきたのか? ハンマー形の頭の役割は何か、そして海底火山の近くで大群を作るのはなぜなのか? 2人の専門家の証言をもとに、貴重な映像を検証しながら、これらの謎の解明に挑む。 2人はハワイ・オアフ島のシュモクザメの出産場所であるカネオヘ湾を拠点としながら、シュモクザメの子どもを研究している。実際に子どものサメを使った実験を通じ、シュモクザメは大きな金属探知機のような頭を左右に振りながら、効率的にえさを探し出していることが証明される。
一方、大人のシュモクザメが大群を形成する海底火山のまわりでは、ハンマーはどのような役割を果たしているのか? 海底火山には独特な磁場があることから、シュモクザメがそのハンマーで海底に刻まれた磁気パターンを読みながら移動していると考えられる。
このように、シュモクザメの最大の特徴であるハンマーの役割を調べることで、多くの謎が説明できるのである。