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新・海底2万マイル 潜水艦M1号の謎
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ロマンとミステリーに充たされた未知の領域──海底。最先端のテクノロジーを駆使し、海に生きる気概を胸に秘め、深い海の底に到達した人々はいったい何を見たのか…? 今週は「新・海底2万マイル」のシリーズを送る。
1925年に行方不明になった英国の巨大潜水艦発見に執念を燃やす元英海軍ダイバーの姿を追った謎と感動のノンフィクション海洋アドベンチャー。69名の乗務員と共に忽然と消えたM1号…。事件の驚くべき真相が今、謎の海底で解き明かされる。
1925年11月12日、英国が誇る最新・最強の潜水艦M1号が海軍の演習中に忽然と消息を絶った。乗務員69名は死亡と判断される。全長100m、排水量2000t、射程30km、重量60tもの巨大な砲を備えた潜水艦M1号はなぜ沈んだのだろうか?
それから4分の3世紀を経た1999年7月、M1号失踪の謎を解き明かすべく、1隻の探査船が荒れる英仏海峡に乗り出していった。調査隊のリーダー、リチャード・ラーンは元英海軍のダイバーで難破船捜索の専門家でもある。彼はこの15年、M1号の謎の解明に執念を燃やしてきた。
目指すは英仏海峡の「海軍の墓場」と呼ばれる海域。リチャードはそこにM1号が沈んでいると確信する。ソナーによる画像の解析などハイテク機器の駆使と、ベテラン・ダイバーの決死の潜水調査により、調査隊はついに棺のような残骸を発見するが…。