アジア神秘紀行

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ストーリー

仏教寺院と象の王国~タイ・チェンマイ~




バンコクの北700kmに位置するタイ北部最大の都市、チェンマイ。古都として人気を集めるチェンマイは、700年以上にわたりタイ北部一帯を治めたラーンナー王朝の首都でした。ラーンナー王朝時代に生まれた仏教芸術や工芸品、料理などのラーンナー王朝文化は、現在もチェンマイに息づいています。

1.5km四方の壕に囲まれた旧市街には、ラーンナー王朝文化の影響を受ける仏教寺院が100以上点在し、今もタイ有数の仏教信仰の聖地となっています。街角では托鉢を行う僧侶や祈りを捧げる人々の真摯な姿に出会うことができます。まずはチェンマイ最古の寺院、ワット・チェン・マンを始めチェンマイを代表する仏教寺院を訪れ、ラーンナー王朝時代の仏教芸術で最も重要とされる仏塔や、ラーンナー王朝時代の人々の暮らしが描かれた壁画を紹介します。 さらにチェンマイ郊外のステープ山頂に建つ、タイ全土から参拝客が訪れるというワット・プラタート・ドイ・ステープを訪ね、高さ22mの黄金に輝く仏塔を紹介します。

また、タイでは神聖な動物として大切にされている象。チェンマイの寺院や街の至る所で象のオブジェやレリーフを目にします。チェンマイ郊外のメーサ・エレファント・キャンプでは鼻で筆を持ち絵を描く象など、70頭以上の象たちが繰り広げる多彩な曲芸を楽しむことが出来ます。そして世界で初めて作られた象専門の病院も紹介します。
タイ北部の山岳地帯には象使いの民、カレン族が暮らすガリアルン・ルアムミット村があります。この村のカレン・エレファント・キャンプでは、象使いが象に観光客を乗せて広大な自然を案内する、象トレッキングが人気です。先祖より受け継いできた技を守りながら、象とともに生きる象使いの親子に密着します。

700年の時を越えてチェンマイに息づくラーンナー王朝文化と、時を越えて育まれてきた人と象との絆に迫ります。