アジア神秘紀行

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ストーリー

朝鮮王朝の源流を求めて~韓国・全州~




韓国・ソウルの南、約230kmに位置する全州(チョンジュ)。人口62万人のこの街には、毎年350万人以上もの観光客が訪れます。全州には有形、無形文化財が数多く存在し、歴史の街として知られています。そして一番の魅力は、500年以上に渡って続いた朝鮮王朝の栄華を今に伝える伝統が息づいている事。
特に、旧市街地にある全州韓屋村(ハノクマウル)地区は、今でも朝鮮王朝時代に建てられた韓国の伝統家屋・韓屋(ハノク)が700軒以上も現存し、韓国最大規模の韓屋村として観光客に大変人気があります。

全州韓屋村には、朝鮮王朝を興した李成桂(イ・ソンゲ)の肖像画を奉るために建てられた慶基殿(キョンギジョン)、朝鮮統一を目指し戦いを繰り広げていた李成桂が宴を開いたという悟木台(オモッテ)、朝鮮王朝時代の国学・儒教を今も教える全州郷校(ヒャンギョ)など、朝鮮王朝時代の歴史を感じることが出来る史跡が数多く残されています。まさに朝鮮王朝時代の香りが息づいている場所なのです。
さらに、最近韓国の若者に人気の韓屋に宿泊する韓屋ステイや、韓紙という伝統の紙を使った工芸文化を守り続けている人達もいます。
また全州は"食の都"とも呼ばれています。東・南・西部を山に囲まれた盆地で肥沃な湖南平野には穀倉地帯が広がり、昔から食文化が発達してきました。中でも韓国料理としてお馴染みのビビンバは、朝鮮王朝時代に全州で生まれた料理。そして今、韓国で大人気なのが生マッコリ。マッコリの本場でもある全州にはマッコリ専門店が立ち並び、ここではマッコリを頼むと大皿の料理が無料でついてきます。

朝鮮王朝時代の史跡や文化が数多く残る街、全州。その魅力をたっぷりと紹介します。