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鬼瓦
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お城や寺院、日本家屋の屋根を見上げると、棟の端で睨みをきかせている「鬼瓦」。雨水の浸入を防ぐ他、古くより厄除けとしても用いられてきました。鬼瓦の伝来は約1400年前、仏教の建築様式として、瓦が屋根に葺かれるようになってから。時代によって姿を変え、二本の角が生えた立体的な鬼面が作られるようのようになるのは室町時代。それから現代まで作り方はほとんど変わらず、すべて手作業。「鬼師」と呼ばれる職人による、ヘラを巧みに操り、土から迫力ある鬼の姿を作り出す手仕事は必見。時代を色濃く反映する「鬼瓦」の魅力とは。