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三春張子
古き良き時代の熟練職人による手仕事の賜物である工芸品にフォーカスを当て、今と和えるライフスタイルを提案する番組第29回目は、「三春張子」の世界へご案内します。鮮やかな着彩と躍動感ある細工で、優雅な風合いを生み出す伝統工芸品。福島県郡山市で歴史を紡いだ「三春張子」は、いつしか日本を代表する郷土玩具としてその名を広めることに。
今から300年以上も昔、江戸時代から受け継がれてきた福島県「三春張子」。一説によると、三春藩士の一人が帰農し、土を原料に作られる仙台の堤人形の技法を取り入れ、和紙で張子の面や人形の製作を始めたのがそのルーツです。
農閑期の副業として人形その習慣が広まったことがきっかけに、その後、縁日祭日には三春城下にて販売されるようになり、その名は大人から子供まで幅広く広まったのでした。
三春張子の特徴は、「和紙」本来の特性を引き出した技法。和紙が持つ柔らかな特質を、最大限に活かしたことで、細部にまでこだわり抜いた細工を可能にしました。細やかな技巧を受け継ぐ優れた手仕事も必見。芸術品としても名高い「三春張子」で番組が提案するのは、毎日必ず利用するあのアイテムが登場。毎日使うあの箱に、愛着が増すこと間違い無し。お部屋の片付けが楽しみへと変わる、あの逸品をご紹介します。