アーツ&クラフツ商会
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大阪浪華錫器
古き良き時代の熟練職人による手仕事の賜物である工芸品にフォーカスを当て、今と和えるライフスタイルを提案する番組第24回目は、「大阪浪華錫器」の世界へご案内します。商人の町・大阪で繁栄を遂げた錫器。滑らかに整えられた表面から、やさしい輝きを魅せる優美な伝統工芸品です。優れた良質素材「錫」からかたどられる器は、あらゆる機能美を備えた日用品として使われ、今もなお変わらぬ人気を博しています。
約1300年も前に中国から日本に渡来した錫器の技術。非常に柔らかい錫は、ほぼ全ての工程を機械に頼らず手仕事で取り組んでいます。中でも、絶妙な力加減で削られるロクロ挽きの工程は、息をのむほどに美しい手業。江戸時代から連綿と続いてきた技術は、暮らしを彩る食器として存在感を放ち続けています。変色しにくく、錆びない特性は長持ちする日用品として愛される理由の一つ。職人技が造りだす、上品でモダンな大阪浪華錫器の魅力に迫ります。
安定感のある重厚な錫器は、どれも使うたびに愛着が湧く工芸品です。その用途はお酒や茶葉の風味を豊かに保つことから、生活に幅広く使われています。職人のこだわりから深い味わいを生み出す「大阪浪華錫器」で番組が提案するのは、どんな家庭にもあるあのアイテムに使う一品。その一瞬にときめいてしまう、新しいアイテムをご紹介します。