ありがとう
放送内容
「研ナオコ ~歌で綴る感謝の里帰り~」
歌手、研ナオコ(60歳)。「時間ですよ」などのドラマにも出演し、タレントとして活躍。個性派女優としても高い評価を受けている。
実は、研が歌手を志したのは、家族のためだった。「歌手になり、隙間風の吹く築100年を超えた家を建て直したい!」高校を1年で中退し上京した。16歳で歌手デビューしたものの、レコードは全く売れなかった。これでダメだったら歌を辞めようと決意して出した9枚目のレコード「愚図」がデビュー6年目にしてヒット!その後もヒットを飛ばし、「あばよ」で紅白歌合戦に初出場、「かもめはかもめ」で日本レコード大賞金賞を受賞。
今回は研ナオコが静岡県伊豆市の実家に里帰りし、応援してきてくれた実家の家族に「ありがとう」を伝える。研の実家は農家。家族みんなが大の歌好きだが、今年91歳になる母・ふじゑは農家作業を歌うことで明るく乗り切った。今でも畑仕事をしているという。研の原点には農作業をしながら歌っていた母の姿があった。2年前に他界した父は、研と同じく歌手への夢を持ち、上京を後押ししてくれたよき理解者だった。また兄・俊明さんには、研は格別の思いがある。地元のレコード店で研のデビュー曲を買い占め、友人知人に売って回り、軽トラックに「大都会のやさぐれ女(デビュー曲)研ナオコ」と手書きの横断幕を張り、街中を宣伝して回ってくれたのだ。兄と面と向かうと、ついつい口やかましく注意してしまう研。デビューを陰ながら支えてくれた兄に、今一番兄が欲しがっているものをプレゼントし、当時の感謝の思いを伝える。
そして最後には、家族だけのサプライズ・ミニライブを開催!歌で綴るありがとうの里帰り。