世界の文学がわかる!あらすじ名作劇場

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和洋のお姫様「落窪物語」「シンデレラ」

「シンデレラ」と聞いて想像するのは「ガラスの靴」「かぼちゃの馬車」そして幸せなエンディング…ですが、元々は悲惨な展開の続く民話であったことはご存知ですか?シャルル・ペロー「サンドリヨン」、グリム童話「灰かぶり」、中国には楊貴妃をモデルにした「掃灰娘」も残されています。今夜は和洋の“シンデレラストーリー”と題して、2作品を紹介。シンデレラとも似通った、平安時代に成立したといわれる継子いじめの話「落窪物語」をオリジナルドラマで展開。さらに「灰かぶり」を平泉成の朗読でお届けします。

▼「落窪物語」
母と死別した姫君は継母のもとで暮らすことになるが、屋敷の隅の“落窪”という粗末な部屋に住まわされ、冷遇されていた。味方となってくれるのは女房と小さな弟のみ。そんな落窪の姫のもとに現れたのが右近の少将・道頼。2人は恋に落ちるが、継母はその関係を許さず、ますます姫君につらくあたるようになり…。落窪の姫と道頼は結ばれるのか?そして、悪行を重ねる継母一家はどうなるのか?“和製シンデレラ”ともいわれる「落窪物語」をオリジナルドラマで紹介。