世界の文学がわかる!あらすじ名作劇場

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江戸の大ベストセラー!健康な暮らしの指南書「養生訓」

今夜の一冊は江戸時代に書かれた健康指南書「養生訓」!現代でも納得できる項目もあれば、時代の違いによって認識が変わった項目も。筆者は江戸時代の学者・貝原益軒(かいばらえきけん)。この時代の日本人としては珍しく、84歳まで生きたご長寿だったとだけあって、彼の教育書は説得力があったのかもしれません。
江戸時代は印刷の技術も発達し、「本」が大衆化した時代でもあります。井原西鶴「好色一代男」、上田秋成「雨月物語」、十返舎一九「東海道中膝栗毛」、曲亭馬琴「南総里見八犬伝」…数々のベストセラーが生まれました。「養生訓」もそのひとつで、多くの人々に親しまれ、その生活を豊かにしていたのです。お酒、タバコ、睡眠、食生活…現代にも役立つ、貝原益軒の指南をご紹介します。