過密日程の影響からかJリーグ制覇は逃したものの、悲願であったACLを制覇し、アジアNo.1クラブの称号を得た昨年のガンバ大阪。
Jリーグでは最長となる8年目を迎える西野監督への選手からの信頼は絶大であり、Ｊリーグのクラブの中でも随一のチーム完成度を誇る。
シーズンオフは積極的な補強を敢行。FWでは日本での実績を持つ、レアンドロ、チェ・ジェジンを、DFでは高木、パク・ドンヒョクを獲得したことで、得点源とセンターバックというチームのネックを一気に解消。中盤はもともと遠藤、二川、明神等、他のクラブが羨むメンバーが揃っており、今年はクラブ史上屈指の豪華な陣容が整った。
昨年のACL覇者は、その称号を他のクラブに譲るつもりは全く無い！！

昨年は貫禄を見せつける安定した戦いぶりでJリーグ2連覇を達成。今年は前人未踏の3連覇を目指す鹿島アントラーズ。
昨年の最優秀監督賞を獲得したオリヴェイラ監督の下での3シーズン目となる今季、チームはますますの成熟を見せる。
シーズンオフの補強では超高校級FW大迫を獲得。絶対的エースのマルキーニョスと、昨季、大きな飛躍を遂げた興梠が組むツートップにどこまで食い込いこめるかに注目が集まる。
また、MFには小笠原、青木、本山、DFには岩政、内田と、各ポジションに日本代表級がバランス良く顔を揃えており、Jリーグ屈指のタレント軍団に大きな死角は見当たらない。
Jリーグ連覇の王者の実力を、今年こそアジアに知らしめたい！！

“Ｊリーグ優勝候補の一角”という開幕前の下馬評通りの強さを発揮しながらも、本当にあと一歩のところで優勝を逸し、昨シーズンを2位で終えた川崎フロンターレ。
J2時代から指揮を執り、昨季途中に病気療養のため退任した川崎のカリスマ、関塚監督の復帰はチームにとって今シーズン最大の補強と言っても過言ではない。
シーズンオフの即戦力補強はFW矢島を獲得した程度に留まるが、昨シーズン中に形成されたチームの攻撃を司さどる、鄭、ジュニーニョ、レナチーニョ、ヴィルトール・ジュニオールのカルテットは今年も健在。また守備的MFには、プレーに円熟味を感じさせる中村と、新進気鋭の谷口が控え、今シーズンも驚異の攻撃サッカーは見る者を虜にする。
悲願のタイトル奪取に向け、いよいよ機は熟した！！

万年中位に甘んじていたこれまでを一気に払拭するかの如くの大躍進を遂げ、昨年はJリーグを3位でフィニッシュした名古屋グランパス。
ストイコビッチ監督は、プレーでサッカーの魅力を伝導した現役時代とは裏腹に、指揮官としてサイドアタックを代名詞とする攻撃サッカーを具現することでファンを魅了する。
シーズンオフはSBの田中を補強したことで、10番を背負う昨季新人王の小川と、マギヌンが両翼を担う中盤からのサイド攻撃に、今季は更に厚みが増すことは間違いない。
また、日本代表FWの玉田と、新加入のダヴィで形成するツートップの破壊力も十分。ディフェンス面は、日本の守護神、楢崎が後方を引き締める。
東海の雄が、満を持してのACL制覇に挑む！！