日本の誇り、「世界のホームランキング・王貞治」・・・打ち立てた記録の大きさに畏敬の念を持たれるだけでなく、いまだに野球界を支える存在です。しかし、その人生は決して平坦な道ではありませんでした。投手から内野手への転向。常勝という使命。頂点を極めた選手時代とその後の巨人軍監督という重圧。そして当時Bクラスに低迷していたダイエーホークス監督への転身。それは栄光と試練の繰り返しでもありました。
番組では、王貞治の野球との出会いから今日までの軌跡を、本人へのロングインタビューと半年に及ぶ密着取材によって描きます。また、王貞治を尊敬してやまないイチロー選手へのスペシャルインタビューや巨人軍の原辰徳監督、ソフトバンクホークスの愛弟子たちの貴重な証言によって、永遠のヒーロー王貞治の情熱の生き様を描きます。
2008年、選手・監督人生に区切りをつけ新たな野球人生を歩み始めた王貞治。ユニフォームを脱いだことで福岡に来てから15年目にしてようやく実現した博多山笠の集団山見せの台上がりという晴れ舞台。そこには、監督時代に見せることのなかった人間・王貞治がいました。また、少年たちに野球の楽しさを広めようと始めた九州元氣プロジェクト、世界少年野球大会などの社会貢献活動に奔走する姿など、現在、そして未来へ向けた挑戦を追います。世界の王貞治の魅力を余すことなく描きあげる、永久保存版のヒューマンドキュメンタリーです。
エイベックス社長、松浦勝人。この男の音楽への“情熱”が新しい時代を創ってきました。貸しレコード店のアルバイトから始まったエンタテインメントビジネスへの道。それは松浦にしてみれば「とにかく夢中だった」と当時を振り返ります。大学生の時、ダンスミュージックに出会った松浦。本人いわくそれは「衝撃的な音楽体験」。この出会いが松浦の人生を音楽ビジネスの世界へと舵を切るきっかけとなります。小さなレコード会社の立ち上げ、そして90年代を迎えると、松浦の情熱が時代を変えることになります。ダンスミュージックが一気にメジャーになり、音楽シーンを席巻。更にその中から浜崎あゆみというカリスマが誕生。その時々に起こった一大ムーブメントの裏側で、松浦勝人は一体何を感じていたのでしょうか?
番組では夏のフェスティバル a-nation09の裏側や松浦の刺激に満ちた日常にテレビメディアとして初めて密着。松浦本人のみならず、彼が育てたビッグアーティストへのインタビュー、数々のヒット曲で当時を振り返り、その激動のキセキを辿りながら、知られざる音楽業界の革命児の素顔に迫ります。また、名編集者として知られる幻冬舎社長 見城徹との対談などを通して、熱狂の創造者・松浦勝人の源泉を探るとともに、若者たちの心をつかんで離さないエンタテインメントビジネスのフロンティアの情熱物語を描きます。
日本のJ-POPシーンを牽引してきた音楽プロデューサー小林武史。Mr.ChildrenやMy Little Loverを始めとして、彼の手から数々の名曲が生み出されてきました。
兄の影響で、幼少時代からクラシックからロックまで、幅広く音楽に慣れ親しんできた小林武史は5歳からピアノを始めます。このピアノとの出会いの中で「音楽にはコード(和音)がある」ということを知ったと言う彼は「それは森みたいな感覚。ある時には、降ってくる光の屈折を見ていたり、発見したり、驚いたり、そしてそれを遊んだりしていた」と自らの音楽の原点を語ります。やがて音楽業界に身を置き、桑田佳祐(サザンオールスターズ)と出会い、名曲「涙のキッス」「真夏の果実」などの大ヒットによりプロデューサーとしての地位を確立。
番組では小林武史の音楽との出会いから今日までの軌跡を、本人へのロングインタビューや創作現場への取材、Mr.Children、レミオロメン、Salyuなど彼がプロデュースしたアーティストたちの貴重な証言によって描いていきます。また、自身がプロデュースするMr.Childrenのドームツアーの裏側を取材し、キーボードプレーヤーとしても参加するビッグイベントの現場に密着。更に音楽だけでなく、映画監督や環境プロデューサーなど多方面での活動にも密着し、境界なきプロデューサー小林武史の本質と魅力に迫ります。