百年名家~築100年の家を訪ねる旅~

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奇跡の皇室建築「旧久邇宮邸」 ~異色の建築家が建てた貴重な御常御殿~

今回は、皇室建築の遺構、「旧久邇宮邸」を訪ねます。旧久邇邸は大正8年に久邇宮邦彦王が現在の東京広尾に建てた和館の本宅で、現在その敷地は聖心女子大学のキャンパスとなっています。明治以降の皇室建築の中で最大の建物は、明治21年に現在の皇居に建てられた「明治宮殿」。天皇の住居として建てられた壮大な和館ですが、戦時中の焼失により、その姿は資料でしか知る術はありません。また明治以後、東京には宮家の本宅が次々に建てられましたが、現存するものは洋館がほとんどです。そんな中旧久邇宮に残された和館は、近代皇室建築の姿を今に今に伝える資料として、唯一と言えるほど貴重な存在となっています。現在残されている和館は、大正13年に建てられた「御常御殿」と呼ばれる久邇宮家が生活に使った建物です。設計を担当したのは森山松之助という異色の建築家。森山は主に台湾で活躍した建築家で、そのキャリアの中で培われたエキゾチックな意匠が、皇室建築としての和洋折衷に独特の深みを与えています。これまでテレビで紹介されることは一切ありませんでしたが、今回撮影が特別許されました。貴重な旧久邇宮邸の全てをお伝えします。

取材先情報

聖心女子大学旧久邇宮邸(パレス)

東京都渋谷区広尾四丁目3番1号

新宿御苑

東京都新宿区内藤町11番地 TEL:03-3350-0151(新宿御苑サービスセンター)
開園時間:午前9時~午後4時(午後4時30分閉園)
休園日:毎週月曜日(月曜日が祝祭日の場合は翌日)、年末年始(12/29~1/3)
※3月25日から4月24日までと11月1日から15日までについては、 月曜日も休まず開園致します。
※園内でのアルコール類の持ち込みや遊具の使用はご遠慮願っております。
皆様のご協力をお願いいたします。

※上記以外の情報については、公開出来ません。