百年名家~築100年の家を訪ねる旅~

百年名家~築100年の家を訪ねる旅~

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「伝統の香り・冷泉家」

築100年以上の古い民家や町並みを訪ね歩き、そこに住む人々との触れ合いを通して、私たち現代日本人の忘れた何かを再発見する番組です。
旅人は息もぴったり、お馴染みの絶妙コンビ八嶋智人、黒田知永子のお二人。

歴史の古い家といえば、そうだ!京都へ行こう!とばかりに、さっそく珍道中を開始した二人。何と言っても京都は平安京から1200年の歴史を持つ街だか ら…と考えたのは全然甘かった。今の京都には平安時代の面影はまるでないことを思い知らされます。四苦八苦して辿りついたのは、京都で唯一現存する公家住 宅、冷泉家でした。
そんな2人を冷泉家25代目当主夫人の冷泉貴実子さんは快く迎えてくれました。さっそく築200年の公家住宅の探訪開始!冷泉家の全てを紹介します。

冷泉家は、『新古今和歌集』の撰者の一人であり、『小倉百人一首』の撰者であった藤原定家の孫 冷泉為相(ためすけ)を始祖とし、400年の長きにわたり歌道の宋家として、今日までその伝統を伝えています。
また、冷泉家住宅は現存する最古の近世公家住宅として国の重要文化財にも指定されており、当時の貴族の住まいを現代に伝える唯一の建物でもあるのです。
敷地内に建つ『御文庫(おぶんこ)』や『新御文庫』と呼ばれる蔵には、国宝『新古今和歌集』を含め、代々伝わる古文書や歴史資料がおさめられています。

番組冒頭では平安京の面影を探ります。京都盆地のうち、桂川と鴨川に挟まれた東西約4.5km、南北約5.2km―広大な敷地に碁盤目状に区画され作られた平安京。
794年、中国 唐の長安にならって作られた都の跡地には、今、一体、何があるのでしょうか?