特等展望!ヨーロッパ鉄道紀行

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放送内容

スイス:ゴールデンパス鉄道

今回の旅の起点となるのは、スイス南西部の街・モントルー。古くから王侯貴族たちが集い、「レマン湖のリヴィエラ」とも呼ばれる美しい街です。
まず、モントルー発の登山列車に乗って、標高2042mのロッシェ・ド・ネ山の頂上を目指します。ラックレールと呼ばれる登山用の歯型のレールは、スイスの登山列車の名物。独特の心地よい振動に揺られながら、1kmに130mのペースでゆっくりと登っていくこと約45分。終点のロッシェ・ド・ネへ到着します。レマン湖とアルプスの山々の素晴らしい眺望を楽しむことができます。
登山列車の旅を満喫したら、モントルーへ戻り、ゴールデンパス鉄道に乗ってスイス横断の旅へと出かけます。湖や山の斜面に広がる集落や牧場など、スイスならではの穏やかな風景のなかを走っていきます。勾配の厳しい土地を貫くトンネルを抜けると、シャトーデーに着きます。熱気球の国際大会で有名なこの町では、各地でカラフルな熱気球を見ることができます。シャトーデーを通過すると、まもなく最初の終点・ツヴァイジンメンに到着します。
ゴールデンパス鉄道は、3つの鉄道会社によって運営されており、運営会社によって線路の軌間が変わるため、モントルーからルツェルンに行くためには、ツヴァイジンメンとインターラーケンの2か所で乗り換える必要があるのです。
ツヴァイジンメンを出発した列車は、ジンメ川に沿って進み、今回の旅の終着地インターラーケンまで走っていきます。スイスのほぼ中央部、トゥーン湖とブリエンツ湖の間に位置するこの町は、アルプス登山の拠点として有名で、多くの観光客が乗り換えに利用します。ゴールデンパス鉄道をゆく人びとも、ここで一度乗り換え、終着点のルツェルンへと旅を続けていきます。
スイスの魅力が詰まったゴールデンパス鉄道の旅をゆっくりとお楽しみください。