建物遺産~重要文化財を訪ねて~

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 旧岩崎家住宅

日本ハリストス正教会教団復活大聖堂 (ニコライ堂)

三菱の創設者である岩崎家の旧宅。洋館と和館を併設する典型的な明治期の大邸宅で、洋館、大広間(和館)、撞球室が現存している。大広間以外は日本の近代洋風建築の普及に最も功績のあった英国人ジョサイア・コンドルの設計。木造2階建、地下室付きの洋館は、本格的なヨーロッパ式邸宅で近代日本住宅を代表する西洋木造建築。館内の随所にジャコビアン様式の装飾が施されている。昭和36年(1961)洋館と撞球室が指定され、昭和44年(1969)和館と洋館東脇袖塀、平成11年(1999)煉瓦塀を含めた屋敷全体と実測図が指定された。