インタビュードキュメント 勝負の瞬間(とき) アスリート×二宮清純 スポーツ界には、現代日本を代表する人間像がある。アスリートには、新しい発想と戦略を感じる・・・。

第20回 現役引退を発表!不屈の闘志を持つ男。大畑大介(おおはただいすけ)

ジャパンラグビートップリーグ 神戸製鋼コベルコスティラーズの大畑大介が、今シーズン現役引退を発表した。
大学時代日本代表へ選出されると、緩急を操り天性のトライへの嗅覚を武器に国同士の公式戦であるテストマッチでトライを世界最多の69トライを記録。世界を相手に数々の美しいトライを決めてきた日本ラグビー界の英雄だ。
しかし順風満帆に見えるラグビー人生は、挫折の繰り返しだった。両足アキレス腱の断裂、指は曲がり、肩には手術のあとが痛々しく残る。選手生命も危ぶまれた怪我・ ・ ・ 、ワールドカップを闘って知った世界・ ・ ・ 。
満身創痍の肉体で闘い抜く最後のシーズン。
不屈の闘志を持つ男にスポーツジャーナリスト二宮清純がロングインタビュー。
ラガーマン、大畑大介の全貌に迫る。

 

 

見どころ

不屈の男、引退宣言
 子供の頃、ラグビーを20年続けようと決めた。一つのことに20年かければ形になると信じ、そして現役生活は20年をこえ、新たなスタートを決意した。引退は次のステージへ行くための通過点だと話す大畑が、自身のこれから、そして日本ラグビー界の未来を語る。

「速さ」を武器に! 驚愕の猛特訓
 自分がレギュラーをとるためには、誰にも追いつかれない速さを手に入れるしかない。そう決意した高校時代。チーム練習とは別に、大畑は独自のトレーニングを行っていた!「きつくて階段を手すりなしでは、昇り降りできなかった・ ・ ・ 」と振り返る、1年間で50メートルのタイムを1秒近く縮めた練習法とは?

両足アキレス腱の断裂!怪我との死闘
 2007年のワールドカップ直前、大畑は右足、そして左足とアキレス腱を断裂した。いつ切れてもおかしくなかったというアキレス腱。それでも、プレーを続けた理由は3度目のワールドカップ出場。そしてそれを花道に引退も考えていたからだ。「ケガで引退はしたくない」。大怪我からの復活が、大畑をさらに強くした。

一生忘れられないワンプレー
 100メートルを独走して決めたトライ、ワールドカップでの美しいトライ、世界記録を達成したトライ…など大畑は印象に残る数々のプレーを残してくれた。しかし本人にとって忘れられないプレーは歓喜を巻き起こしたプレーではなく、観客の誰もが気付かない小さな「ミスプレー」だという。大畑が語る忘れられないプレーとは一体!?

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