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2008年1月12日放送 「デジものは新しいに限る」

番組の89回目のテーマは「デジものは新しいに限る」。
昨年末、この製品が発表されると、大きな注目を集め賞賛を受ける事になった。
ソニーPCM-D50。きわめて無骨なデザインのPCMレコーダー、つまりただ録音するための機器である。
40代以上の人なら、かつて人気を博した生録用の名機デンスケを思い出す事だろう。

しかし、あらゆる音源が市場に出回っている現在、なぜこうした、ある意味時代の流れからずれた製品が注目され、賞賛されたのか。

その理由はきわめて単純明快・・格好いいから。
この機械は使わなくとも持ってみたい衝動にかられるそんな魅力を持っているのだ。

使いたいから買う。欲しいから手に入れる。
恥ずかしいほどシンプルな欲求。ミーハーな考え方。
しかし、ことデジタルものに関してはこの考え方は「あり」である。

なぜならデジタルに熟成はないからだ。
ワインのように時が経てば魅力が増すというような事はない。
デジタルの旬は常に最新。新しいものこそが常に一番魅力的。
欲しいと思った時が買い時でありその瞬間が一番デジタルものは輝いている。