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2014年6月29日(日)
日本人女性初!2度のオリンピックでジャッジを務めた
バスケットボール国際審判員 須黒祥子~前編~

日本人女性で初めて、アテネとロンドン2度の五輪で笛を吹いた、バスケットボールの国際審判員・須黒祥子。
日本のトップレフリーとして、国内バスケットリーグをはじめ、数多くの試合で審判を務める須黒の笛には、試合を演出する力があるという。
須黒は言う。「ファウルを吹くことは誰でもできる。何を吹くか、選ぶことが大切」。
そんな彼女のもう一つの顔は高校教師。東京都立駒場高校で体育教師として教鞭をふるうかたわら、東京都で毎年ベスト8を狙えるほどの強豪女子バスケットボール部の顧問も務める。
中学・高校とバスケットボールにのめりこんでいた須黒に転機が訪れたのは高校2年の時。
当時、赴任してきた新しい顧問教師との出会いであった。
「バスケを通して人を育てたい」という想いのもと、厳しい指導で、一切の妥協を許さなかった。
そんな想いに共感し、同じ教員の道を歩み始めた須黒。
そして、顧問として生徒にバスケを指導していくなかで、「生徒たちのためになるなら」と始めたのが審判だった。
「世界を知る国際審判」と「熱血教師」、2つの顔をもつ須黒祥子。
そんな彼女が、笛に込める熱き想いとは…。