歴史ミステリー 日本の城見聞録

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瀬戸内海を制する者は西国を制する!松山城&宇和島城

愛媛の宇和島城。その後、“築城の名手”と呼ばれることになる武将、藤堂高虎の原点。複雑な縄張りが施された城は、かつては海の水を堀に取り込んでいた海城だった。城と海の関係――四国の城を語る上で、瀬戸内海の存在を忘れてはならない。実は、小山の上に建つ松山城も、海とは密接なつながりがあった。
瀬戸内海に面した港町、三津。松山の城下町から直線距離で5キロだが、この2つの町は水路でつながっていた。松山藩の経済の中心地だったかつての三津の港町は、多くの豪商で栄え、殿様もここから船で大坂に出て参勤交代に向かった。
今回、四国の城が“海運を利用し、城下町を大きく発展させていった秘密”について、城案内人・大谷亮介がとき明かす。