歴史ミステリー 日本の城見聞録

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巨大迷路!戦国武将が仕掛けた罠 松山城

現存12天守の内のひとつ、松山城。愛媛・松山の市内のどこからでも望める美しい連立式天守は街のシンボル。だが、山の上にある天守を攻略するためには、山麓から険しい坂道を進み、迷路のような、数々の仕掛けを突破しなくてはならない。本丸を守る巨大な門には伏兵が潜み、攻め入る敵兵を側面や背後から狙う。無数のはざま。そして「びょうぶ折れ」と呼ばれる、独特の作りの石垣は防御力抜群。そして、ようやく天守に近づいたとしても、天守そのものが複雑な構造の連立式となっていて、敵兵は自分が居る場所さえ見失ってしまうほどの迷路構造となっている。
築城したのが“百戦錬磨の戦国武将”加藤嘉明だということを知れば、美しい城が、実は守り堅固な軍事施設であることを再認識させられる。攻める目線で見てこそ、城の本当の魅力がわかる!それが松山城なのだ。そんな松山城を、城案内人・大谷亮介が徹底的に攻め入る!