熱中世代 大人のランキング

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2016年1月10日

熱中ゲスト

詩人 谷川俊太郎

世代を超えて愛され続ける〝現代詩の巨人〟谷川俊太郎さん(84)がゲスト。60年を超える創作活動で、発表した詩集は120冊以上。「鉄腕アトム」主題歌の作詞や、漫画「スヌーピー」、絵本「スイミー」の翻訳も手掛けてきた。84歳となった今も全国を飛び回り、「できるだけ多くの人に詩に親しんでもらいたい」と願う谷川さん、その奥深く美しい"詩の世界"に迫る。

鉄腕アトムの主題歌・・・「ラララ」に込めた想いとは?

東京・杉並で大学教授の一人息子として生まれた谷川さん。じつは詩人になりたいとは思っていなかったという。デビューのきっかけはノートに書きためた詩を父に見せたこと。「書いてみたら詩みたいなものができた」「詩は言葉で模型を作るようなもの」という谷川さんが、詩との出会いを振り返る。
そして詩以外にも、作詞、脚本、翻訳など様々な才能を発揮してきた谷川さん。代表作のひとつが31歳のとき作った「鉄腕アトム」の主題歌。じつは歌詞の中で力点を置いたのはリズムをとるための「ラララ」。なぜ「ラララ」だったのか、〝秘話〟の告白にスタジオは納得・・・そしてなぜか大爆笑、そのワケとは?

「詩は嘘くさい」 〝詩の巨人〟が目指した可能性

谷川さんが詩を書き始めたころから気になっていたのが「詩の嘘くささ」。「言葉では全然リアリティを描けない」と詩の可能性に挑戦し続けてきた。
その挑戦のひとつが「ことばあそびうた」。小学校の教科書で「かっぱ」や「いるか」など、語呂合わせのユニークな詩に魅了された人も多いはず。そこに込めた「日本語の美しさ、豊かさを伝えたい」という思いとはどんなものか。谷川さんがスタジオで披露する、あまりに〝個性的〟な「かっぱ」の朗読にも注目。 「みんな体の真ん中に生まれたばかりの自分がいる」という谷川さん、心を打つ詩がどのように生まれるか、じっくり解き明かす。

絵本「せんそうしない」に込めたこどもたちへのメッセージ

戦後70年の節目、谷川さんは絵本「せんそうしない」を発表した。その原点となったのが13歳のとき経験した「山の手大空襲」、たくさんの焼死体を見たという。「なぜ人間だけが戦争するのか」、戦争は絶対なくならないという思いを前提にして書いたという、子どもたちへのメッセージを谷川さんが熱く語る。
そして、熱中世代のオトナたちにも谷川さんはメッセージを贈る。「好きなことを言語で解放する大切さ」とはどんな意味なのか。

カルチャーランキング

あなたが好きな「スター・ウォーズ」のキャラクター

1978年の日本初公開から約40年・・・変わらない人気を保ち、年齢層を問わず熱狂的なファンも多いSF映画の金字塔「スター・ウォーズ」。シリーズは7作に及び、〝新作〟が公開されるたびに大きな注目を集めてきた。
ストーリーはもちろん、作品をさらに魅力的にしているのが、個性的で存在感あふれる大勢のキャラクターたち。番組では熱中世代のオトナたちに「好きなキャラクター」をアンケート。人気キャラクターベスト5を映画の名場面とともに紹介する。たくさんのキャラクターの中から、1位となったのは・・・。そしてゲストの谷川さんが「自分と似ている」というキャラクターにもご注目。 また、関連商品も人気の「スター・ウォーズ」。取材に訪れた都内にあるグッズ販売店「コトブキヤ」では、劇中に登場するライフセーバーをかたどった箸の生産数が10万個を超える勢いだという。販売店の担当者が挙げたのは、ランク外のあのキャラクターだった。それは果たして・・・お楽しみに。

©深堀瑞穂

谷川俊太郎(たにかわ しゅんたろう)さん

1931年東京生まれ。詩人。1952年第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。 1962年「月火水木金土日の歌」で第四回日本レコード大賞作詞賞、 1975年『マザー・グースのうた』で日本翻訳文化賞、 1982年『日々の地図』で第34回読売文学賞、 1993年『世間知ラズ』で第1回萩原朔太郎賞、 2010年『トロムソコラージュ』で第1回鮎川信夫賞など、受賞・著書多数。 詩作のほか、絵本、エッセイ、翻訳、脚本、作詞など幅広く作品を発表している。近著に『詩に就いて』(思潮社)、『あたしとあなた』(ナナロク社)など。

公式ホームページ http://www.tanikawashuntaro.com/