熱中世代　大人のランキング

2015年2月22日

熱中ゲスト

ミュージシャン　加橋かつみ(元ザ･タイガース)

ゲストはミュージシャンで、元ザ・タイガースの〝トッポ〟こと加橋かつみさん。
高校時代に出会ったザ･タイガースのメンバーたちとの交友や、人気絶頂期の突然の脱退、伝説のロック･ミュージカル「HAIR」への参加、そして現在の精力的なライブ活動など、第一線を走り続ける加橋さんの波乱万丈の音楽人生に迫る。

ザ・タイガース〝結成前夜〟

少年だったころ「美術系の仕事がしたい」と思っていたという。その少年が音楽の道を歩み、ザ･タイガースとして活躍することになったのはなぜだったのか。それは、同年代の1人の少年との偶然の出会いから始まったといえる。かつみ少年にとって人生の転機となった出来事、そして後にザ･タイガースとなる5人の少年たちが共に過ごした〝時間〟とは･･･。

コンセプト･アルバムに込めた思い

1967年に「僕のマリー」でメジャーデビューしたザ･タイガースはヒット曲を連発し、瞬く間にトップグループとなった。多忙を極めるなか、メンバーたち自身が主導権をとったアルバム「ヒューマン･ルネッサンス」(1968年11月)をつくり上げる。当時としては貴重な、この〝コンセプトアルバム〟に込めた思いを、加橋さんが語る。

人気絶頂期に･･･突然の脱退

ファンはもちろん、日本中に衝撃が走ったのは1969年3月のこと。加橋さんの脱退だ。人気絶頂期に突然、なぜ･･･。
加橋さんが、仲間のもとを去ったのはレコーディング･スタジオでの出来事。加橋さんが鮮明に記憶している〝その時の状況〟とは･･･。
加橋さんが描いたイラストからは当時の心境がうかがえる。イラスト集「YVES」を紹介するとともに、加橋さんに当時の〝胸の内〟を聞く。

パリ〝新生活〟とロック･ミュージカル「HAIR」

パリに渡った加橋さんを待っていたのは、日本での多忙な生活とはまったく異なるものだったという。ソロ･アルバムをレコーディングするなど音楽活動に加え、新たな出会いが待っていた。
そうしてめぐり会ったのが、世界でも初のロック･ミュージカル「ヘアー」。加橋さんはこの作品の日本上陸にも参画し、東京･渋谷で行われた日本公演では〝主役〟を演じた。
11万人の観客を動員した伝説のミュージカルと当時のエピソードを聞く。

現在の活動そして今後

加橋さんは、現在、同窓会コンサートや、定期的に開催されているワンマンライブでボーカリスト及びギタリストとして精力的に活動を続けている。そのライブ活動を取材、今もザ･タイガース時代と変わらないキーで歌う加橋さんの姿をたっぷり紹介する。
そして、「よく似ている」と言われているという、ある芸術家との親密な交友とエピソードとは･･･。

カルチャーランキング

「婦人画報」のお取り寄せ"人気のスイーツ"

全国各地のおいしいものを便利に楽しめるということで熱中世代にも人気の食料品などの"お取り寄せ"。今回は４年前からお取り寄せの販売を始めた女性誌「婦人画報」で人気のスイーツベスト５をランキング形式で紹介する。
「婦人画報」のお取り寄せの中でも、スイーツは人気のジャンル。自分へのご褒美やちょっとした贅沢として手が出しやすいのだという。果たして1位になるのはどんなスイーツなのか…。

加橋かつみ　略歴

1948年2月4日、京都生まれ。
小学・中学時代は、教会の聖歌隊に入り、大阪の工大附属高校に進学。
その後、京都の山城高校に転校。
1965年、バンド仲間達と「サリーとプレイボーイズ」を結成。
翌年「サンダース」のヴォーカリスト沢田研二を迎え「ファニーズ」と改名。
大阪のジャズ喫茶"ナンバ一番"の専属バンドとなる。
1966年11月上京。
1967年2月「ザ・タイガース」として「僕のマリー」でデビュー。
ギター・ボーカル担当。 独特のクリアなハイトーンとルックスの良さで、「タイガース」の中にあっては沢田研二と双璧をなしていた。
1969年3月「ザ・タイガース」脱退後パリに渡り、フランス"バークレー・レコード"にてアルバム制作。
帰国後ミュージカル「ヘアー」に主演。
その後ソロとして活動。
1982年「ザ・タイガース」同窓会。
1988年～「タイガース・メモリアルクラブバンド」で活動。
「スーパーGS」「GSスペシャルバンド」「フレンズ」としてGSのメンバーと活動。
1993年～「ザ・タイガースマニア」で活動。
2000年10月～ Old-J-Pops-Club活動開始
2005年5月1日～池袋にGSBV・LIVE HALL OPEN
2013年44年ぶりに「ザ・タイガース」オリジナルメンバーによるコンサート 日本武道館を皮切りに全国8か所でツアーを開催した
現在、グループサウンズコンサートや昭和同窓会コンサートのほか定期的にライブを行い、 音楽プロデューサー、アーティストとしても活躍中