熱中世代 大人のランキング

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バックナンバー

2014年7月21日放送

熱中ゲスト

俳優 風間 杜夫

舞台に映画、テレビドラマとフィールドをまたいで活躍を続ける俳優、風間杜夫さんをゲストに迎える。〝ひとり芝居三部作〟で芸術祭賞を受賞するなど〝演技派〟として知られ、精力的な活動を続ける俳優の〝役者魂〟と〝ライフワーク〟に迫る。
あまりにも印象的だった映画「蒲田行進曲」での演技。風間さんは、スターの倉岡銀四郎〝銀ちゃん〟を演じ、日本アカデミー賞の最優秀助演男優賞を受賞するなど、一躍脚光を浴びた。それ以前から映画や舞台で注目を集めていた〝演技派〟の人気を決定づけたのである。
しかし、それは子役時代から数えて半世紀にわたる役者人生の一コマ。思うにまかせない時期も決して短くはなかった。〝売れなかった〟時代から〝人気俳優〟への道程、そして〝新境地〟での活動・・・。風間さんが歩んできた役者人生を追い、演技にかける情熱を探る。 
さらに、風間さんが語る意外な素顔とは・・・。

カルチャーランキング

熱中世代に聞いた〝孫に読ませたい童話〟

幼いころに読んだ童話。登場人物に自身を重ねるなど、心を躍らせて読み進めた記憶が誰にでもある。嬉しかったり、悲しかったり、胸を打ったことも・・・。そんな素敵な経験を孫の世代にも伝えたいと思う人もいるだろう。
そこで熱中世代のオトナ100人にアンケート。「孫に読ませたい童話は何ですか?」
挙がったのは、さまざまな作品名だった。懐かしく、そして鮮明に覚えている話の数々・・・。
これらの作品をランキングで発表する。果たして熱中世代の皆さんが挙げたベスト1とは。
童話をはじめ絵本や児童書など、子ども向けに書かれた世界の本が集まった施設がある。東京、上野動物園のそばにある「国際子ども図書館」だ。番組では、2000年に国立初の児童書の専門図書館としてオープンしたこの施設を取材。1906年に建設された旧帝国図書館庁舎を改修し、現代の建築技術と融合した趣のある佇まいを紹介するとともに、アンケートでランクインした童話を探す。画家による挿絵の違いにご注目。

プレイバック

子役・・・大学時代・・・〝銀ちゃん〟誕生秘話

風間さんの芸歴は長く、子役時代に遡る。子役時代は売れっ子で、多くの映画、あるいは少年雑誌の表紙を飾る人気者だった。おとなしい性格だった少年がなぜ、子役になったのか。きっかけとなった、幼稚園のときのある出来事とは・・・。
その後、いったん芸能活動から身を引いた風間さんが、舞台を志したのは大学時代だった。だが、当時は〝学園紛争〟の真っただ中。そこで風間さんはある選択をすることになる。それからは、舞台、映画、ドラマに多数出演。本名で活動していた若き役者が風間杜夫を名乗るのは、そのころのことだった。
その風間さんに声をかけたのが、つかこうへいさん。2人の〝出会い〟は「熱海殺人事件」や「蒲田行進曲」をはじめとした数々の名作を生み出していくことになる。風間さんを誘った際のつかさんの言葉、そして〝つか流〟の演出とはどんなものだったのか。さらに、映画「蒲田行進曲」での撮影エピソードを風間さんが明かす。

ライフスタイル

〝ひとり芝居〟と〝落語〟への情熱

先ごろ、風間さんが演じたのが、95歳のおじいさん役。バイタリティにあふれ、奇抜に見える容貌が印象的な人物だ。風間さんのひとり芝居である。
ひとり芝居は風間さんの代名詞ともいえるもので、「カラオケマン」「旅の空」「一人」の〝ひとり芝居三部作〟で2003年度の芸術祭賞を受賞。2010年には上演時間5時間を越える「ひとり芝居五部作一挙上演」を敢行している。
体力との闘いでもあるたった一人でつとめる舞台。風間さんの熱い思いに迫る。
演技だけではない。風間さんにはもうひとつの〝舞台〟がある。それが「落語」だ。1996年の芝居の中で披露してからの取り組みで、これまで各地の、さまざまな会場で〝高座〟をつとめ、ネタを披露している。
役者として立つ舞台との違い、そして、風間さんが向き合い続ける「落語」の魅力とは。

風間 杜夫(かざま もりお)さん

1949年東京生まれ。1959~66年子役として活動。早大演劇科、俳小附属養成所を経て、1971年「表現劇場」を創立。 1977年より、つかこうへい作品の主軸俳優として人気を博す。
映画『蒲田行進曲』で一躍脚光を浴び、日本アカデミー賞最優秀助演男優賞をはじめ、多数受賞。テレビ『スチュワーデス物語』で広くお茶の間に浸透する。
以来その演技力に対し高い評価を受けて、幅広いジャンルで活躍。華のある実力派俳優として、常に第一線を走り続けている。
近年は、連続ドラマの出演者として常連でもあり、NHK朝のテレビ小説『ゲゲゲの女房』では水木しげるの父親役でその存在感を新たにした。
舞台は、大劇場の座長公演から気鋭の話題作品まで、演劇界のトップシーンを彩っている。2010年に上演時間5時間を越える『ひとり芝居五部作一挙上演』を敢行した。
十数年前からは落語にも挑戦し独演会を開くなど、益々活動の場を広げている。
2003年文化庁芸術祭賞演劇部門大賞、2004年読売演劇大賞最優秀男優賞を受賞。2010年紫綬褒章受章。