辣の道を往く 中国唐辛子回廊 2500キロの旅

辣の道を往く 中国唐辛子回廊 2500キロの旅

放送内容

4000年の歴史を誇る中華料理には山東・広東・江南・四川の4流派がある。このうち、麻婆豆腐や回鍋肉が代表的な四川料理は、唐辛子の登場によって誕生したといわれている。その四川料理に欠かせないのが、唐辛子とソラマメが原料の調味料「豆板醤」。四川省の郫県(ひけん)では、中国最高級の豆板醤の製造場を訪ね、その秘密に迫る。

次に加藤さんが足を運んだのは、中華人民共和国成立の立役者である毛沢東の故郷・湖南省。毛沢東が残した「不辣不革命(唐辛子なくして革命ならず)」という言葉からもわかるように、実は革命を大いに支えたのが唐辛子なのだという。唐辛子が持つ、政治を変えるほどの力とは?

続いて、大山岳地帯である貴州省では少数民族・苗(ミャオ)民族と出会う。彼らは唐辛子と共に暮らす民。300年にわたって受け継いできた秘伝の唐辛子保存術や、調理術を探る。

そして貴州省の山々をつなぐ唐辛子回廊を進んだ先に待つのが、中国最大規模の唐辛子市場。町一帯の空気に唐辛子のにおいが溶け込んでおり、不慣れな旅人はくしゃみが止まらない。ここに集うのは、唐辛子で富を築く者たち。そこかしこに鮮やかな赤色が広がり、市場は商売の活気にあふれている。

旅の終盤に訪れたのは、唐辛子の普及に重要な役割を果たした長江。その港町の重慶は、現代中国の変革に大きな影響を与えた鄧小平と縁が深く、彼が愛した激辛グルメ「火鍋」はこの地方の名物。
火鍋はどのようにして誕生したのか?そして、そのおいしさの秘密とは?
ほかにも、重慶で年に1度行われる一大行事を紹介。直径は10メートルを超え、50人が同時に食べることができる“世界最大の唐辛子鍋”が登場!

食と政治を変え、中国を突き動かす唐辛子を通して、人々の暮らしや今の中国のありのままの姿を浮き彫りにしていく。

【お問い合わせ】

成都(せいと)

1、成都の庶民が食べる辛いグルメが並ぶ通り

锦里(チンリー)
住所:四川省成都市武侯祠大街231号
電話:028-85538914

2、昔の面影を残す通り

宽窄巷子(シャンシャイカンツー)
住所:四川省成都市青羊区,同仁路以东,长顺街以西。
電話:028-86268786

3、四川料理の名店

九一堂(きゅういちどう)
住所:四川省成都市青羊区宽巷子37号
電話:028-86699191

4、豆板醤工場

郫县(ひけん)
四川省丹丹调味品有限公司(タンタンとうばんじゃんこうじょう)

住所:四川省成都市郫县(成都现代工业港安德中小园区)安唐路118号
電話:13540893990

湖南(こなん)

1、毛沢東の生家

毛泽东故居(もうたくとうこきょ)
住所:湖南省韶山市韶山冲故园路
電話:(0731)55650441

2、毛沢東に会ったおばさんが経営するレストラン

毛家饭店(もうけはんてん)
住所:毛泽东故居斜对面500米,毛泽东纪念园南门右侧
電話:13907323629

3、毛沢東の親戚が経営するレストラン

毛泽雪农家山庄(もうたくせつ のうかさんそう)
住所:湖南省韶山市韶山乡大冲
電話:13973223172

贵州(きしゅう)

1、共産党の重要会議が行なわれた所

遵义会议会址(じゅんぎかいぎあと)
住所:贵州省遵义市红花岗区子尹路96号
電話:(0852)8222785

2、唐辛子の市場

虾子镇中国辣椒城(がしちん ちゅうごくラージャオじょう)
住所:贵州省遵义市虾子镇
電話:13765900718

3、唐辛子を活用するミャオ族の村

丹寨王家村(たんさいおおけむら)
住所:贵州省黔东南苗族侗族自治州丹寨兴仁县王家寨村
電話:13595582138

重庆(じゅうけい)

1、重慶庶民に人気の火鍋の店

临江门洞子老火锅(どうしろう ひなべ)
住所:重庆市渝中区青年路32号
電話:13101353330

2、加藤さんが重慶で火鍋を食べていたレストラン

重庆小天鹅川菜食府
住所:重庆市渝中区沧白路56号
電話:023-63039958

※中国に電話する場合の国番号は86になります。

トップに戻る