アンドレはＮＩＣＯに入所しているかつての恋人サラと再会する。サラは壁をすり抜ける能力を持っていたが、アンドレがチップを埋め込んだのでそれはもう不可能だった。

　しかしそれから数時間後、サラによく似た女が壁をすり抜けて政府高官のオフィスに侵入し、ニューロに関する情報を盗むと仕上げに高官の心臓をつかみ出して殺害する。

　アンドレは再びサラを捜し出してＮＩＣＯに送ったことに責任を感じていると告げると、サラは「おかげで前よりずっと普通の生活ができるようになった」と安心した表情を見せる。しかし政府高官が殺害されたニュースがテレビで流れると取り乱し、「その高官を殺す夢を見た」とアンドレに告げて警備員に連れていかれる。

　テストの結果、サラのチップは正常に機能していることが判明するが、アンドレとの関係を知っているコナーの不安は収まらない。「チップをしようとしまいと、あいつらはみんなイカれてる」と言うコナーに、元恋人をけなされたアンドレは怒りを覚える。

　サラは見舞いに来たアンドレに「ゆうべ白衣の男性を苦しめている恐ろしい夢を見た」と告白する。確かに前日に医師が行方不明になっており、チームが捜索すると森の中で死体で発見される。心臓のあった場所にはぽっかり穴が開いていた。状況はますますサラにとって不利になり、アンドレはサラに鎮静剤を投与し、「自分の許可なしには誰もこの部屋に出入りするな」と指示を出す。

　その頃、以前から行方不明だったサラの双子の姉が壁をすり抜けてサラの部屋に現れた。双子の姉はサラのチップを外し、２人で壁をすり抜けて脱走してしまう。その後サラは久しぶりの再会を喜ぶが、姉が殺人鬼だということを思い出し、さらに姉が警備員の脳をえぐり出すのを目撃してしまう。

　姉妹が教会に入るとアンドレたちのチームが追いかけて来た。姉はジェーンを足場から落とし、アンドレにも襲い掛かるが、サラがそれを許さず、激しい格闘の末に、二人は互いの首を絞めあったまま消滅する。