ストーリー

第3話「ダンディ坂野殺人事件」 
第3話「ダンディ坂野殺人事件」 第3話「ダンディ坂野殺人事件」 第3話「ダンディ坂野殺人事件」 第3話「ダンディ坂野殺人事件」

バイト先のショップに忘れ物をしたダンディ坂野に会うため、お笑いライブ会場の楽屋を訪ねてきた新渡戸つぐみ(忽那汐里)。いきなり、売り出し中の若手コンビ・ピングポングがダンディに向かって罵声を浴びせているところに出くわす。
深夜番組のMCが決まったばかりのピングポングの達也は、“過去の人”であるダンディに意見されたことに腹を立てていた。そんな中なぜか突然漫才の相方としてステージ上げられたつぐみだったが、7万人の力を借りてなんとかツッコミ役を演じる。
その時、楽屋から悲鳴が。内側からカギをかけられた楽屋から達也が出てこないので、無理やり開けてみると達也が首を絞められて殺されていたのだ。

駆けつけた刑事の宗像(六角精児)と白鳥(田中幸太朗)は、またまた殺人現場につぐみがいることに驚く。「ニトベ!またお前か」

さっそく捜査を開始した宗像たちは、つぐみの助けもあって裁縫道具の磁石を使ってつくられた密室のトリックを解明し、裁縫道具の持ち主であるダンディ坂野を犯人と決めつけた。
宗像がダンディを連行しようとしたその時、7万人から寄せられたさまざまなコメントがつぐみの頭の中を駆け巡った。つぐみは力強く目を開き…

「ダンディさんは犯人じゃない。真犯人は、この中にいます!」

つぐみは事件前に撮った写真と事件後の写真の違いについて語りだす。
達也の相方・美咲の髪型に微妙な変化が見られる。事件前はカールしているのに、事件後はストレートになっている。つまり、美咲は髪の毛を使って達也を絞殺した、というのだ。髪の毛で殺せるわけがないと爆笑する宗像たちの前で、「もう逃げられないのね」とカツラをはずす美咲。
楽屋での準備中、笑いを馬鹿にした達也が許せず、つい首をしめてしまったというのだ。

しかし、楽屋を密室にしたのは美咲ではなかった。密室にしたのはダンディ。
美咲の才能を見込んでいたダンディは、美咲を殺人者にしないために密室を作ったのだった。ダンディが美咲たちをテレビ局のプロデューサーに熱心に売り込んでいたという情報もまた7万人からのものだった。

自棄になった美咲はとっさに白鳥の拳銃を奪い、自殺を図ろうとする。
ところが、その自殺を寸でのところで止めたのもまた7万人のひとりだった。

「7万人からは、逃げられないんですよ」とつぐみ。

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