新・にほん風景遺産~故郷を見つめなおそう~

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錦秋の会津磐梯山と神秘五色沼
~明治の大噴火と絶景復活!~

福島県北部、磐梯山・安達太良山・吾妻山に囲まれた標高約800メートルの裏磐梯。
明治21年(1888年)の磐梯山大噴火により山体が崩壊、大量の岩石、土砂などが流れくだり、谷を埋め、磐梯山の北側に巨大な高原大地が出現しました。
荒れ地と化した土地を再び緑あふれる大地に戻すべく、明治の会津商人・遠藤十次郎(現夢)が私財を投じて植林活動に尽力し、東北有数の観光地・裏磐梯となるきっかけをつくったと言われています。
また、噴火・山体崩壊により、裏磐梯には、土砂により川が堰き止められ、桧原湖や秋元湖、五色沼湖沼群など、大小300もの湖や沼が誕生しました。
いま五色沼自然探勝路は、毘沙門沼や青沼などの神秘的な青色と森林が織りなす美しい風景が旅人を出迎える人気の散策路となっています。

10月下旬から11月上旬、裏磐梯は色鮮やかな紅葉に彩られ、水豊かな湖沼と美しい紅葉が旅人たちを魅了します。
秋の裏磐梯を旅するのは、俳優・中本賢。
五色沼散策やカヤックで湖上から見る磐梯山と紅葉の絶景を堪能し、さらに早朝6時に湖のほとりに赴き、裏磐梯の山から昇る朝日を浴びて贅沢な時間を過ごします。

故郷の山・磐梯山を想う人々との数々の出会いも・・・ 廃校になった母校の校舎を食堂に再生し、故郷の味・サバ缶の入った蕎麦を振舞うご主人の思いとは!?
他にも裏磐梯で代々暮らす農家や木地師の子孫を訪ね、磐梯山の魅力や山の暮らしの厳しさを知ります。
さらに、かつて会津藩にも納められていた磐梯山の恵み・温泉を煮詰めて作った伝統の「山塩」復活の物語も。
自然の厳しさや山の恵みのありがたさを知り、故郷を思うあたたかい人々に出会う、秋の裏磐梯2泊3日の旅です。