新・にほん風景遺産~故郷を見つめなおそう~

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戦国の名将!北条氏五代
~小田原城下町 歴史旅~

戦国時代、小田原城を拠点に関東一円を支配した北条氏。
明応4年(1495)、理想の国を作ろうと初代北条早雲は大森氏を退け、伊豆韮山から小田原城に入城しました。二代氏綱が礎を築き、三代氏康の時代には城下町が整えられ、小田原は関東における政治、経済、文化の中心として繁栄します。四代氏政・五代氏直は、豊臣秀吉軍の攻撃に備えて町全体を取り囲む巨大な総構を築きました。
歴代当主五人は北条五代と呼ばれ、天正18年(1590)に豊臣18万の大軍に敗れるまで約100年にわたり勢力を誇りました。

旅の舞台・神奈川県小田原市は、神奈川県の南西に位置します。北・東・西の三方を山地や丘陵に囲まれ、南は相模湾に面し遠浅の海に小漁港が点在しています。
江戸時代には小田原藩の城下町、東海道小田原宿の宿場町として盛え、今も箱根観光の拠点として賑わいます。

城下町・小田原を旅するのは、俳優・石丸謙二郎。
大改修されたばかりの小田原城や北条氏が推奨した伝統の小田原鋳物職人、北条家ゆかりの菓子「ういろう」を26代にわたり守り続ける名家などを訪ね、歴史ロマンに想いを馳せます。
また、小田原漁港の朝市や元網元が営む豪壮な造りの食堂を訪ねるなど、相模湾の豊かさにも出会う2泊3日の旅です。