新・にほん風景遺産~故郷を見つめなおそう~

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春のローカル鉄道ぶらり旅 ~水郷 千葉県佐原から茨城県鹿嶋~

「水郷 佐原から香取・鹿嶋 春のローカル鉄道ぶらり」 旅人:中本賢 制作:BS朝日
江戸時代、千葉県北部に位置する佐原は幕府の直轄地。「坂東太郎」と呼ばれた利根川は水運の大動脈、大量輸送路として発達した水上交通を利用して、米やしょうゆ、酒など房総の物資が江戸へと次々に運ばれた。支流・小野川から利根川に通じる水運を利用した佐原は、「江戸まさり」といわれるほど繁栄し、その面影を残す町並みが今も小野川沿岸や香取街道に残っている。老舗のしょうゆ蔵や酒蔵、うなぎの名店などを訪ね、江戸情緒を満喫する。 水郷・佐原のほど近く、創建は2600年前といわれる香取神宮は、全国に約400社ある香取神社の総本社。例年4月第一土曜と日曜に行われる「御田植祭」は、日本三大御田植祭の1つ。かま・くわ・すき、牛によって耕田風景を模した行事や、御神田で早乙女手代が田植え歌を歌いながら苗を植える様は、かつての稲作風景を今に伝える。御田植祭の演目に出演する少女に出会い、祭り本番までを見守る。 さらに佐原からローカル線で20分ほど、利根川を渡り茨城県の鹿島神宮へ。鹿島神宮は、日本建国・武道の神を祭った神武天皇創建の由緒ある神社だ。 桜満開の春。旅人・中本賢が、千葉県の佐原から茨城県の鹿島神宮をローカル線で旅する。