2月26日(金)・2月28日(日)再放送

寄り添って共に歩くパートナー ~補助犬との共生~

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◎補助犬とは・・・
補助犬とは、盲導犬、介助犬、聴導犬の総称。盲導犬とは視覚に障害がある人が安全に街中などを歩けるように誘導する犬。介助犬は手や足に障害がある人の代わりに日常生活を補助する犬です。また、聴導犬は聴覚障害者の耳の代わりとなってその生活を助けます。
◎身体障害者補助犬法
身体障害者補助犬法は2002年10月から施行された法律で、レストランなど、公共施設や民間施設で補助犬の同伴を拒んではならないと定められています受け入れは義務ですが、罰則はありません。補助犬はこの法律に基づいて認定された犬なので、ペットではありません。
◎補助犬の数が少ない理由
●日本の補助犬の歴史は約50年で世界と比べても歴史が浅い
●補助犬の訓練士の数が少なく、その分時間や費用がかかる、など様々な理由がある。
◎介助犬総合訓練センター
昨年4月に愛知県に出来た介助犬総合訓練センターは、日本初の介助犬専門の訓練施設。この施設には全館バリアフリーの宿泊施設が完備されているため、ユーザーと介助犬の合同訓練が可能となりました。さらに定期的に見学会を行い、多くの人に介助犬への理解を促しています。
◎補助犬・ユーザーにできること
・外出時、補助犬は仕事中なので私たちもむやみに話掛けたり触ったりしないよう気をつけなくてはいけない。
・補助犬の受け入れはもちろんのこと、障害者は補助犬がいるからといって、何でもできるわけではない。障害者の方が困っていれば声を掛けてお手伝いをする事が大事。
◎身体障害者補助犬法の改正
身体障害者補助犬法は2年前に一部改正され、職場への補助犬の受け入れが義務化されました。これにより、補助犬を理由に障害者の採用を拒否したり、職場内への補助犬の拒否はできなくなったのです。万が一トラブルが発生した場合は、各都道府県、政令指定都市、中核市の補助犬相談窓口にお問い合わせください。