11月13日(金)・11月15日(日)再放送

みんなの力で防ごう!児童虐待防止推進月間

今回のリンク

◎児童虐待の主な原因
児童虐待は親の育児負担、夫婦不和、経済的困窮などによるストレスや、社会的孤立。さらには望まぬ妊娠など、様々な要因が重なった時、起こってしまうと言われています。
◎児童虐待の定義
児童虐待には体を傷つける『身体的虐待』のほか、親が子どもの養育を放棄する『ネグレクト』。子どもの心を傷つける『心理的虐待』。そして『性的虐待』などがあります。
◎児童相談所
近所の人や学校、福祉事務所などから通報を受け、虐待の実態を調査するのが児童相談所。子どもの安全や将来を最優先に考え、親から子どもを引き離し、児童養護施設や里親に預けるケースも多いそうです。
◎子どもへの影響
虐待を受けた子どもたちは、自分に自信がもてなくなり、自分の存在を否定してしまうと言われています。人の注目を集めようと、不安定な行動をとってしまうため、周囲に溶け込めず孤立してしまうなどの悪循環に見舞われるのです。
◎各自治体の取り組み
平成17年に、児童福祉法と児童虐待防止法を改正したことで、各自治体ごとに児童虐待の相談窓口を設けるようになりました。各自治体では保険師などの専門家が生後4ヶ月までの赤ちゃんのいる家庭を訪問し、子育てに関する相談を聞いたり、児童館や保健所などで、乳幼児親子が交流する場を設け、親の孤立化を防ぐ取り組みを行っています。
◎オレンジリボン
オレンジリボンは、育児に悩む家庭を支援し、児童虐待をなくそうというメッセージが込められています。これは地域のボランティア団体から始まった運動で、現在では全国でオレンジリボン運動が行われています。
◎児童虐待防止推進月間
厚生労働省及び内閣府では、児童虐待防止法が施行された11月を「児童虐待防止推進月間」と定めています。児童虐待問題に対する家庭や学校、地域など社会全般の関心と理解を深めるため、様々な広報・啓発活動などを実施しています。詳しくは厚生労働省のホームページをご覧下さい。