12月26日(金)・12月28日(日)再放送

「たのしい科学実験教室」~科学技術理解増進事業~

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経済協力開発機構が3年ごとに加盟国を対象として実施するOECD生徒の学習到達度調査。2006年の結果をみると日本は、科学的リテラシーの分野で参加した57ヵ国中6位となっています。1位フィンランド、2位香港、3位カナダ、4位台湾、5位エストニア、日本の社会全体で科学技術に対する関心や興味が薄れつつあると懸念されています
科学技術に対する興味・関心を持ってほしいという理由から、今、科学技術理解増進活動が進められています。そのひとつが、「地域活動支援」。これは、地域の身近な場所で児童や生徒、住民を対象とした科学技術に関する体験型・対話型の学習活動を支援するもので、全国各地で様々な機関や団体、個人の方々によって進められています。
神奈川県立青少年センターでは毎年、県内のおよそ30箇所で移動科学教室を行っています。楽しい実験が話題を呼び、大人気です。講師を務める松岡哲男さんは元高校の生物の教師。現場の子供達を見る限り、科学離れは感じないと言います。科学の実験にふれることの少ない子供達の環境に、科学離れの原因があるようです。
科学技術振興機構では「JST科学ボランティア研修会」を主催しています。様々な職業、いろいろな立場の人たちが、子供に「科学の楽しさ」を教えるべく参加をしています。子供達に楽しく正確に伝えるにはどうしたら良いかを考え、子供達の自由な発想を自分たちも理解できるように勉強してゆきます。番組ではボランティアに参加した主婦の科学実験に密着します。