12月12日(金)・12月14日(日)再放送

「もう誰も死なせないために~なくそう飲酒運転~」

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■飲酒の機会が増える年末年始。つい飲みすぎてしまう…ということはありませんか? アルコールの分解速度は、たいていの人の実感よりも遅いもの。酔いを覚ましたつもりで車を運転をしてしまい事故を起こしたり検挙される人があとを絶ちません。
NPO法人アルコール薬物問題全国市民協会では、アルコールの基礎知識や節酒の方法を広める「飲酒運転防止インストラクター」を全国の職場や地域に養成しています。
あるバス会社の乗務員研修で、インストラクターが行った授業の様子を覗いてみましょう。
日本で最初にアルコール専門病棟が作られた、久里浜アルコール症センター 副院長の樋口先生からお酒についてよくある疑問や誤解について解説して頂きます。
■去年、全国で初めて神奈川県で行われた調査によって、飲酒運転が根絶されない背景に、自分の飲酒行動がコントロールできない「アルコール依存症」の問題があることが指摘されました。
酒を習慣的に飲む人ならば、誰もがなる可能性のある、この病気。日本には440万人の患者と予備軍がおり、そのほとんどが治療を受けていないとされています。
そんな中、飲酒運転に関わる受刑者が4割を占める交通刑務所で、新しく「アルコール教育プログラム」が始まりました。
番組では、千葉県の市原刑務所を取材。教育にあたる専門官の話を聞くほか、プログラムに協力する自助団体「断酒会」の活動を追っていきます。
アルコール依存症から回復した断酒会員達の声をおき聞ください。
■スタジオゲストは、NPO法人アルコール薬物問題全国市民協会ASK(アスク)代表・ジャーナリストの今成知美さんです。