9月26日(金)放送・9月28日(日)再放送

「国産材の利用でストップ地球温暖化 木づかい運動」

◎木づかい運動とは
日本は京都議定書で温室効果ガスの6%削減を約束。そのうちおよそ2/3の3.8%を森林の吸収でまかなおうとしています。
しかし日本では国産の木材があまり使われず、森林は危機的状況になっています。「木づかい運動」とは暮らしに国産材の製品をとり入れて森林を育てるエコ活動です
◎国産材利用の家の良さ
輸入材のほうが価格が安いため、これまで国産材は敬遠されていました。しかし輸入材は日本とは違う気候で育っているので、日本の気候に適しておらず、長持ちもしないといいます。
高温多湿の日本の気候で育った国産材の方が日本の家に適していて家も長持ちするといいます。
◎紙の缶「カートカン」
カートカンとは紙で作った缶で、国産材を30%以上利用している紙製飲料缶のこと。
カートカンは売り上げの一部を森林の整備の為に寄付しています。これ以外にもボールペンなど国産材を使った紙製品には様々なものがあります。

◎間伐材利用の家庭製品
長野県に本社をおく酒井産業。
こちらはもともと漆器を専門に扱う会社でしたが、木のよさを少しでも多くの人に知ってもらいたいと間伐材を使った商品を開発。
現在、その数はおよそ1500種類にも及びます。木曽ヒノキの間伐材を利用した「木かべ」や、小さい頃から木と触れ合うための「木のおもちゃ」など様々な商品があります。