6月6日(金)放送・6月8日(日)再放送

「火災から身を守れ! 火災警報器設置のススメ」

◎今回のお客様は?
防火対策に詳しい東京理科大学総合研究機構教授の菅原進一さん。火災警報器の効果や、防火対策についてわかりやすく解説していただきます。
◎住宅用火災警報器の設置義務化
平成15年から19年まで5年連続して1000人以上の方が住宅火災で亡くなっています。
そこで消防法の一部が改正され、新築の住宅に関しては平成18年6月1日から。既存住宅に関しては各市町村によって違いますが、平成23年6月までに、火災警報器の設置が全国で義務付けられます。
◎火災警報器はどこで買うの??
火災警報器はどこか特別なところに行かなくては買えないと思っている方も多いと思いますが、一般的な家電量販店やホームセンターなどで、普通に購入できます。
◎火災警報器の種類
火災による煙を感知する「煙感知式」と熱を感知する「熱感知式」があります。
基本的には寝室や階段などに煙感知式を設置しますが、台所の場合、湯気など調理の煙によって、作動してしまう可能性もあるので、熱感知式を使用してもよいことになっています。
◎火災警報器の取り付け方
フックで、壁面に簡単に取り付けられます。
条例により、壁に取り付ける場合は天井より15センチから50センチの間に。天井の場合は壁から60センチ以上離して取り付けます。なお、エアコンなどの吹き出し口付近では150センチ以上離してください。
◎様々な防火対策
火災警報器を取り付け、火災の早期発見することも大事ですが、火災を起こさないことが何より大事。カーテンやパジャマなどを燃えにくい防炎品を使用するだけで火災が起きる可能性が減ります。さらにガスコンロにも今年4月から販売されるものについては3つのコンロすべてに安全センサーが付くようになりました。番組ではそれらの機能を検証していきます
◎火災警報器に関するお知らせ
火災警報器の設置に関して詳しく聞きたい方はお近くの消防署に相談して下さい。すでに設置されている方も定期的に点検し、警報器を鳴らすなど、作動することを確かめて下さい。なお、消防署や自治体の職員が個人宅を訪問し、住宅用火災警報器のあっせんや販売することも、特定の業者に販売を委託することもありませんので悪質な業者には注意して下さい。