アーシストcafe 緑のコトノハ

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2015年2月16日~2月20日
大塚潤子(きこり・東京チェンソーズ)

東京・多摩の森で「きこり」として活躍している大塚潤子さん。東京大学農学部で 森林環境科学を専攻した大塚さんは、「日本には国土の約7割にあたる森林があるのに、 その資源が有効活用されていないのは もったいない。林業が活性化しないと森は豊かにならない」と1年程前、意を決して森の現場に飛び込みました。大塚さんが就職したのは、若者が起業した林業会社・東京チェンソーズ。大塚さんは、苗木の成長を促すために山の雑草を刈る「下刈り」や植林した木を間引く「間伐」などの作業をしています。また林業を活性化させるためのイベントにも従事。地元・東京都 西多摩郡 檜原村 主催の「ひのはら 薪フェス」では、薪の存在を身近に感じてもらいたいと薪割りや薪を利用したアウトドアクッキングを参加した親子連れや若者たちに伝えます。さらに檜原 都民の森で開かれたツリークライミング教室では、インストラクターとして子どもたちに「森や木に親しんで友達になろう」と呼びかけています。東京の森で懸命に「きこりの仕事」に従事する大塚さんのコトノハは、高齢化が進む林業界の新しい風です。