にっぽん今昔道 江原啓之のちょっと道草
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ストーリー

石川県・「石川・水の尊さ白山比咩神社」




今回は、石川県白山市で道草。
白山市は、古都・金沢から電車で約50分ほど南へ下った場所。
江原が、以前からずっと訪ねてみたかった白山比咩神社があります。

期待を膨らませて一番の最寄り駅である鶴来駅へやってきた江原。
ここから道草を始めます。
やってきたのは「白山(しらやま)比咩神社」。
神社の御神体でもある"霊峰白山"は、その名の通り、年中雪を冠するため、その白さが目にも神々しいと崇められてきた山です。また、北海道から鹿児島まで、3,000ほどもあるという白山(はくさん)神社の総本宮。

およそ250m続く参道は、まさに木のトンネル。108段の階段を登る間、小川のせせらぎや風の音に心洗われ、自然と心が落ち着きます。
しかし、息が切れると日頃の運動不足をちょっと反省した江原・・・。

宮司の村山さんにお話を伺うと、まず案内されたのは「遥拝所」。
標高2702mと言われる白山山頂には奥宮がありますが、寒さが厳しい冬の間は登ることができません。
そのため、山頂に行かなくとも参拝できるようにと設けられた場所です。この遥拝所には白山を見立てた、"ある物"が建てられています。

そして、白山から流れ出る恵みの水が頂ける「霊水場」へ…江原がひと口頂くと、何とも言えない口当たりのよさにビックリ!!とても柔らかくて美味しい霊水。
神の恵みを少しでも参拝者に分けたいと100m地下から汲み上げているそうです。

今では蛇口をひねれば水が出てくるのが当たり前になっている時代。
しかし、今1度立ち止まって考えてほしいと宮司さんはおっしゃいます。
水が豊かな日本に生まれて良かったと感謝するべきなのに、感謝の念が少し忘れられてはいないか…と。
雨が降り、木々がその雨を吸い込んで浄化された水が人々に届く。
この当たり前のように与えられている環境が、いかにありがたいことか・・・。
江原もそうして生かされていることに感謝して生きていこうと再確認した道草でした。