BS朝日開局15周年特別企画 黒柳徹子のコドモノクニ ~夢を描いた芸術家たち~

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放送内容

松本零士 画業63年
終わりなきサムライの夢

『宇宙戦艦ヤマト』『銀河鉄道999』など、名作を手がけてきた漫画界の巨匠・松本零士。漫画は1970年代にアニメ化し、日本中にブームをもたらした。松本は今年、漫画家になって63年目を迎える。今回番組では、63年の画業を松本自身が振り返る。

松本が「ティアドロップ(涙滴)」をイメージコンセプトにデザインを手がけた浅草・お台場直通ライン専用汽船・ヒミコへの乗船、そして「歴史」が詰まった仕事部屋では、11歳で完成させた漫画も大公開!

松本は、動物漫画や、少女漫画を描いていた時代もあった。それでも、SF漫画を描きたいと思い続けてきたのは、戦闘機のパイロットだった父親の影響が大きい。終戦の2年後、帰還した父親から毎晩のように空や星、宇宙の話を聞いた。腕のいいパイロットだった父は、再び飛行機に乗らないかと度々誘われていたが「戦争で大勢の部下を亡くしたのに今さら乗ることはできない」と、青果店を始める。貧しい生活の中、父の誇りは松本少年にもしっかりと受け継がれていく。
10歳の頃、多くのアメリカ兵がいた小倉に移り住んだ松本は、アメリカンコミックや映画に魅せられ、自身の創作の糧としてきた。

零士というペンネームは、「終わりなきサムライ」という意味。新作を描きたいという意欲は、留まることを知らない。

【出演】松本零士